高校生の娘とのふたり旅は、体力的はちょっとハードだけど(母より高校生の方がはるかに体力がある)、とても楽しい
思春期は眠い時期なので、電車などの移動中は、チタちゃんはひたすら寝る
私は起きて、降車駅を過ぎないように頑張る係
いざ歩き出したら、チタちゃんの方が体力はあり、頭の回転も速いので、初めての場所でも、がんがん歩き、時には走る娘に、母は必死でついていく(笑)
お互い旅行慣れしているので、ほとんど気を使わず、旅行好きの仲間のような感覚
思春期の娘にNGな対応や声かけをして失敗して、あちゃーーっと思ったことはあった(苦笑)
電車の本数が少ないから、乗り遅れると目的地につけなくなるギリギリのスケジュールだったけど、不思議なくらい、全て予定通り、ギリギリに電車にも乗ることができた
我が家は、緻密に予定を立てる派ではなく、行き当たりばったりの旅を楽しむタイプ
(私も学生時代から旅好きなので、リスクは十分に警戒した上で動く)
その時の感動や、出会った人の情報で、移動手段が変わったり、行くところが変わるので、おおざっぱに行きたいところは頭に置きつつも、翌日の予定は割と直前に決める
私「明日、どこに行きたい?」
チタちゃん「写真で見たこの場所には行きたい」(携帯を見ながら)
Googleさん曰く、ホテルから徒歩で行くには遠く、バスは本数が少ない
ホテルの入り口に置いてある自転車に目が止まり、フロントで聞くと、翌朝の午前中だけ2台空いていたので、すぐに予約した
借りられるのは、電動ではない自転車と言われていたけど、翌朝行くと電動自転車が置いてあった!
チタちゃんと
「神様、細やかに助けてくれて、やさしいね〜」
さっそく旅先でサイクリングがスタート!
これがとても気持ち良くって、グッドな選択だった
走ってみてわかったのだが、入り組んだ入江ゆえにアップダウンはかなりあり、坂ばかりだったので、電動自転車じゃなかったらすぐに挫折していただろう
行ってみたら、そこは、伊勢志摩サミットで、開催国の安倍首相を中心に、各国の首脳が記念撮影をした場所だった
(↓志摩市の雑誌。横山ビジターセンタにて撮影)
駐車場の奥に自転車置き場があり、森の道を歩いて登っていくと展望台に出る
横山ビジターセンターは、かなりおしゃれな観光センター?で、いろいろな情報提供はもちろん、販売コーナーもある
チタちゃんが気に入った真珠のアクセサリを買った
チタちゃん、大学生になったら使うかなぁ
海が内陸深くまで入り込んでいる、ユニークな地形が目の前一面に広がり、さわやかな五月の気候のもと、心地よい風が吹く
ずーーっとここで過ごしたかったけれど、次の予定もあるので、しばらくゆっくりした後に、次の場所に向かった
自転車で、坂を一気に下り、橋を渡って賢島へ
この賢島にある老舗ホテルが伊勢志摩サミットの会場になった伊勢志摩観光ホテル
敷地内を自転車で走ったところ、とても高級感あふれる老舗ホテルだった(ホテルの中までは入らなかった)
賢島は、島なので入る道が限られ、警備のしやすさからサミットの場所に選ばれたと聞いたことがあった
実際に行ってみたら、島に入る橋は細く、陸路が限られるんだね、と娘と納得する地形だった
元々、伊勢志摩サミットの場所を見に行こう、なんて全く思っていなかったけれど、不思議と、結果的に行った場所が、サミットに関係する場所だった
賢島はきれいな海に囲まれていて、海の水は海底まで透き通っていて、遠目からでも海底が見える
海はとてもきれいで、賢島には遊覧船乗り場もあり、私は船に乗りたい!って思ったけど、午後から、志摩スペイン村(遊園地)に行こうねと娘と話していたので、自転車でホテルに帰った
【母娘ふたり旅 伊勢志摩編】
伊勢志摩編(2)「熊野古道ってなんだっけ?(世界遺産を徒歩でめぐる 松本峠から鬼ヶ城センターまで)」
伊勢志摩編(3)「断崖絶壁の鬼ヶ城(世界遺産を徒歩でめぐる)」
伊勢志摩編(4)「七里御浜、獅子岩、花の窟神社(世界遺産を徒歩でめぐる)」
伊勢志摩編(5)「伊勢志摩サミットの場所へ(世界遺産をめぐる)」
【母娘ふたり旅 伊豆下田編】