おでかけ・旅行

母娘ふたり旅 伊勢志摩編(3)〜断崖絶壁の絶景「鬼ヶ城」(世界遺産を徒歩でめぐる)


天然記念物でもある「鬼ヶ城」

「熊野灘の荒波と急激な隆起によって造り出された大小無数の洞窟が、約1kmに渡り階段状に並んでいます。荒々しい風景はまさに鬼のすみかのよう。「日本百景」「新日本旅行地百選」に選ばれています。(観光三重のサイトより引用)

隆起して斜めや垂直になった地面や

風や波に削られた洞窟が多数あり

断崖絶壁の地形になっていて

昔は、海から行くしかない場所だったらしい

平安時代に

鬼と恐れられたとか

鬼を従えていたとか言われている

海賊(多娥丸 たがまる)が

住んでおり

坂上田村麻呂(教科書で習った人!)が

成敗したという伝説があるらしい

今の鬼ヶ城は、遊歩道があり

車や徒歩で鬼ヶ城に入ることができる

入場料は無料

立ち入りは

天候が良ければ24時間できるが

岩場の急な崖に細い道があるで

手すりも低いし

街灯もないから

夜は危険なので入らないほうが良いだろう

鬼ヶ城の散策路は

JR熊野市駅側から行くよりは、

反対側の鬼ヶ城センターの方から

鬼ヶ城に入るのが良いと思う

(鬼ヶ城センターに車、バイク共に駐車場あります)

サンダルやヒールの人も途中まではいたが

すれ違えないくらい、せまい道もあるし

岩場が続くので

全工程を歩くなら、運動靴がおすすめ

鬼ヶ城センターから海の方に歩くと

目の前に広がる青く透き通った海と

岩場が目の前に広がる

(高波や雨風など天候が良くないと、通行規制もあるみたい)

坂を降りて行くと

大きな岩がどんどん近づいてくる

その岩をくぐると

『千畳敷』

(後ろを振り向くと。。。あの小さな穴を通って千畳敷に入ってきたんだ♪)
(写真に入らない大きさ、人間が小さく見える)

千畳敷まではサンダルの人も多かったが

岩の階段が続くと、人がぐっと減る

『奥の木戸』

「ほとんどの人が千畳敷に訪れて帰って行きますが、鬼ケ城の魅力は周遊してこそだと思っています。鬼ヶ城の公式サイトより)

たしかに、奥に行けば行くほど、

道はどんどん細くなって

岩場をアップダウンしながら歩いて行くと

波の音も大きくなっていき

どんどん面白くなっていった

猿が戻りたがるほど急な『猿戻り』

(先にずんずん登ってったチタちゃん、岩の中からピースしてた)

犬が戻りたがるほど急な『犬戻り』

(高波注意の警告があちこちにある)

大きな岩がごろごろある中を

手すりの内側の通路を通って行く

手すりがなければ

足を滑らせてしまい

下に落ちたら怪我では済まないかもなぁ

この辺りまで来ると

人はあまりいなかった

『鬼の風呂桶』、岩の下の方に釣り人がいる(*_*)

遥か下の方で、

岩にぶちあたる波の音が

地鳴りのように大きく深い音で

どーーんどーーん響いてくる

『ワニ岩』、このワニが驚くほどでかいのだ(通路にいるチタちゃんがちっちゃく見える)

『鬼の見張り場』

『鬼の洗濯場』、鬼はでっかい生き物だったのかな(笑)

ふっと目についたのが

岩の中から青々とした葉と実をつけている木

一体どうなってるのかなって近づいたら

岩と岩のすき間から枝が出ている(右下の写真)

この風も波も強いところで

どうやって岩と岩のすき間に種が落ちて

どうやって岩の間に根を張ったのだろうか

たくさんの種が岩に叩き突きつけられただろうに

この1つの種だけが、岩の間に入り込み、木になった

その低い確率で芽生えた生命に驚いた

これを見て、心がぐっと動かされた

荒削りされた巨岩たちを見て、心が揺り動かされ

岩から生えた緑の命から目が離せなかった

これは、神様からのメッセージだろう♪

『波切不動』

(左上はチタちゃんが座っている場所を別の角度で撮ったもの。かなり大きい)
(私には、重荷を背負って踏ん張ってるように見えた)

鬼ヶ城の遊歩道は、

普通に通り過ぎて30分くらいか

チタちゃんと私は1時間近く

あちこちで写真を撮ったり

岩によじ登ったりして

鬼ヶ城で遊んだ

「隆起と風化と波の浸食によって生じた自然の芸術で、熊野灘に面して延々1Km続く、国の名勝・天然記念物(観光三重のサイトより)」

「自然の芸術」というけど

これは「神様の芸術」だよねって話しながら

どちらかというと

地学が好きなチタちゃんと私は

わくわくしながら散策した

人がほとんどいない

鬼ヶ城西口を抜け

世界遺産に登録された

「七里御浜」を通って

「獅子岩」に向かうことにした

(次に続く)

母娘ふたり旅 伊勢志摩編

伊勢志摩編(1)「特急南紀で熊野市駅まで」

伊勢志摩編(2)「熊野古道ってなんだっけ?(世界遺産を徒歩でめぐる 松本峠から鬼ヶ城センターまで)」

伊勢志摩編(3)「断崖絶壁の鬼ヶ城(世界遺産を徒歩でめぐる)」


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あっこママ
早稲田大学 政治経済学部卒、東京都心に在住。 【 高校生のチタちゃん(女子)と小学校高学年のトラ君(男子)、ぱんだパパの4人家族】 大学生のときに摂理に出会う。 15年以上、海外出張もこなし夜中まで働くキャリアウーマンだったが、今は在宅ワーカーとして自分を作り中。 趣味は食べること、ウォーキング、旅行、動物園・水族館に行くこと、悩みは偏食&少食の子供たち、彼らが食べる簡単おいしいご飯を探求中!