「星の王子さまミュージアム」へ
10月最後の土曜日の29日
急に思い立った母娘の二人旅
女子高生チタちゃんと向かったのは
公共機関(電車バス)のアクセスが良い
箱根@神奈川県
小田急線ロマンスカーの特急券を
ロマンスカー始発の新宿駅に向かう途中、
JR山手線の車内でスマホで購入
(移動しながらネットでチケット購入、
なんとも便利な時代になったものだ)
新宿から箱根湯本まで約1時間半
ロマンスカーでゆったりと
駅で買ったサンドイッチを食べながら
「で、箱根のどこに行こうか?」と
行き先をスマホで検索(笑)
この行き当たりばったりさも心地よい
「星の王子さまミュージアムが2023年3月に閉園することが、10月28日に決まった」
このお知らせをチタちゃんが見つけ
「昨日決まったんだって‼︎
これが、最初で最後になるね。
今しか見れないなら、今日行こうよ」と
「星の王子さまミュージアム」に行くことにした
その時は気がついていなかったけれど
2022年10月29日(土)〜2023年1月9日(月・祝)開催の
『Romantic Starry Winter』
来春の閉園の星の王子さまミュージアム、
最後のXmasイルミネーションの初日だった‼︎
「星の王子さま」が好きなわけでもなく
何の前情報もなく
思いつきで向かった
「星の王子さまミュージアム」
期待していなかったけれど
行ってみたら、とても楽しめた
「星の王子さまミュージアム」の情報
・開園時間 10時から18時(最終入園17時)
・入場券 当日券 大人1600円、小中学生700円、高校生シニア1100円
前売券 大人1400円、小中学生600円
※当日購入したけど、あそびゅーで前売券の金額で購入(^^)v
・アクセス 「箱根湯本駅」より箱根登山バス「桃源台行き」約30分(約1000円)
「川向・星の王子さまミュージアム前」バス停下車すぐ
・「星の王子さまミュージアム」のサイトはこちら
ミュージアムの園内、エントランスからバラ園
バス停で降りると目に入るのが、ミュージアムの門
王子さまがお迎えしてくれる(写真の右下)
上の真ん中:入口(チケット売り場)
左上:入口前の王子さまと星のオブジェ
右上:レストランのオブジェ
左下:南仏風のエントランスがおしゃれ
右中:エントランスをくぐると、王子さまのオブジェと出会う
なんともフォトジェニックな風景に
写真を撮りまくる私たち♪
バラ園(バラの時期ではないけれど,キレイな花が咲いていた)
ミュージアムの園内、南仏風の街並み
南仏風の街並みが続き、すっかり旅行気分♪
あちこちにあるオブジェ
手入れが行き届いているのを感じる
映像ホールと展示の様子
映像ホールで、
「星の王子さま」と
作者のサン=テグジュぺリについての解説
ストーリーを忘れた方や、作者を深く知りたい方は
映像視聴をお勧めする
2階に上がると
サン=テグジュぺリの生涯を9つに分けて、
さまざまな資料を取り揃え、
作者がいた部屋や、街の様子(音声付き)などを再現しており
作者が生きた時代背景と雰囲気を肌で感じることができる
撮影禁止なので写真はないが、
非常に工夫された展示で
その時代や作者の状況や心情がよく再現されており
じっくりと見ることをお勧めする
サン=テグジュペリは
1900年にフランスの裕福な家庭に生まれ
飛行機に憧れて、飛行士をやりつつ
数々の作品を世に出した
第二次世界大戦中の1944年7月
軍の飛行機で飛び立ち
ドイツ軍に撃墜されたと言われている
映像の解説によると
彼を撃墜したドイツ軍の若者は
サン=テグジュペリの作品を読んで
飛行機乗りになったそうで
自分が撃墜したのが
サン=テグジュペリの飛行機だったと知り
飛行機乗りをやめたそうだ
戦争は、多くの人々の夢と人生を壊してしまう・・・
胸にグッと込み上げるものを感じた
1階は「星の王子さま」のストーリを再現している
星の王子さまが、出会った
いろんな星々のおろかな大人たち(写真の上4枚)
写真の一番下:知恵者のきつねと、ヘビ
この建物に1時間近く滞在して
チタちゃんと一緒に
展示物たちに思いっきり、はまった結果・・・・
外に出たら、真っ暗で、
イルミネーション以外は見えなくなっていた(笑)
ミュージアムの夜の風景、教会やクリスマス飾りも
夜はけっこう暗くて、
何がどうなっているかわからないけれど(笑)
暗い中の静かなイルミネーション
雰囲気がとても良かった
写真(上)は、王子さまとヘビ(最後のシーン)
教会とその中の装飾たち
教会の中も、
園内のあちこちにも
クリスマスツリーがあり
さりげなくクリスマスグッズが飾ってあり
フランスでクリスマスを迎えたような錯覚を感じた
Xmasイルミネーション『Romantic Starry Winter』
そして、
10月29日(土)から開催された
『Romantic Starry Winter』
閉園が決まった星の王子さまミュージアム最後の
Xmasイルミネーションが始まっていた!
中庭の巨大なクリスマスツリーのイルミネーション
音楽に合わせて、次々と色が変わっていく
刻々と変わる色と音楽に圧倒され
これまた30分以上、
立ち止まって見とれていた
すっかり体は冷え切ったけれど
一足早いクリスマスの雰囲気を存分に楽しんだ
(これからもっと寒くなるので、防寒をお忘れなく〜)
すっかり暗くなった園内も、幻想的
帰りも星の王子さまがお見送り(笑)
終わりに(「星の王子さま」の一節を抜粋)
帰宅途中、久しぶりに
「星の王子さま」が読みたくなり
AmazonのKindle Unlimitedで
「星の王子さま」を読み直した
子供の時には、
哲学的なのか、なんなのか
ぼわっとしていて
よくわからなかったこの本
(チタちゃんは中学生の時に読んで意味不明と言ってました)
大人になって
色々経験して、考えが深くなり
目に見えない存在である神様を
信じるようになってから読むと
王子さまの深みがあるセリフが
心に残るんだなぁ
(以下、「星の王子さま」より抜粋)
作者「おとなはだれも、はじめは子供だった。しかしそのことを忘れずにいるおとなは、いくらもない」
キツネ「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
キツネ「あんたの目から見ると、おれは、十万ものキツネとおんなじなんだ。だけど、あんたが、おれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに、はなれちゃいられなくなるよ。あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ・・」
王子さま「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・」
王子さま「たいせつなことはね、目に見えないんだよ・・・」
(岩波少年文庫 星の王子さま より抜粋)