小4トラ君、
中学年(低学年/中学年/高学年でいうと中学年)&高学年(低学年/高学年でいうと高学年)になって、
ますます男子度がアップしてきた
いわゆる「ギャングエイジ」に突入!
「ギャング」というと、
日本では犯罪集団をイメージするけれど、
英語では「集団・群れ」という意味がある
つまり「ギャングエイジ」とは、
”悪さをする年代”ではなく(笑)、
”友達集団、仲間で行動し、
徒党を組む年代”ということで、
大体、小学校中学年から高学年の時期をさす
友達集団で動いて、行動するため、
結果的に悪さ=大人(親)を困らせることをしたりもするけれど(笑)、
「ギャングエイジ」という言葉は、元々は否定的な意味はないそうだ
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(ギャングエイジとは、以下↓文部省のサイトより引用)
「9歳以降の小学校高学年の時期には、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。(中略)
また、集団の規則を理解して、集団活動に主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる。その一方、この時期は、ギャングエイジとも言われ、閉鎖的な子どもの仲間集団が発生し、付和雷同的な行動が見られる場合もある。
文部科学省 子どもの徳育に関する審議会、子どもの徳育の充実に向けた在り方について (報告)より」
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よく言われる「ギャングエイジ」の特徴を4つにまとめてみた
①親(大人)よりも友だちの影響力が大きくなる
乳幼児から小学校低学年までは大人(多くの場合は親)の影響力が大きかったけど、小学校中学年頃からは、友だちの影響力がぐんぐん大きくなる
親 〉〉 友だち
⬇️
友だち 〉〉〉〉 親(大人)
幼児期の「お友だち大好き」とは全く違う「仲間意識」が生じる
②大人への反抗的な言葉や行動が生じる
9歳、10歳は、思春期前だから、
思春期の反抗期真っ只中の中高生に比べると、
まだまだかわいいとはいえ、
それまであどけなく素直だった子供が、
反抗的になる
2歳前後の「第一次反抗期(1歳半〜4歳ごろ)」、
思春期の「第二次反抗期(12〜16歳ごろ)」に対して、
小学校低学年から中学年の時期は
「中間反抗期」と言われることもある
それまで親の言うことを聞いていた子供が、
えらそうな口を聞き、
親の言うことを聞かなくなり、
無視したり、
嘘をついたり、
隠し事をするようになる
学校では、先生と子供たちが対立したり、
子供たちが先生を否定的に評価することもある
③男子のグループ、女子のグループが形成される
低学年までは、
休み時間に男女混ざって遊ぶこともよくあるが、
中学年くらいから、
男子は男子のグループ、女子は女子のグループができ、
男女別々に遊ぶことが増える
もちろん、男女混ざって遊ぶこともあるけれど、
精神年齢の違い、
体力や興味関心の違いなどが顕著になり、
男子同士、女子同士で遊ぶことが楽しくなる
男子と女子の対立が出てきたり、
逆に異性として意識し始めるのもこの頃のようだ
④いじめや仲間はずれが起こることもある
もちろん、子供の個性や環境によって、
この傾向が強く現れる子もいれば、
それほどではない子もいるし、
全く違う行動をとる子もいるので、
あくまで年代的な傾向だということをご承知おきくださいm(_ _)m
さて、ここからは実例
我が家の10代の子供たち(チタちゃん14歳、トラ君10歳)と、
その学校の友だち達を見ると・・・
②大人への反抗的な言動、については・・・
チタちゃん、
4年生の頃、クラスがさわがしく、
先生の怒鳴り声が隣のクラスまで届いていたし、
子供から見て良い先生と悪い先生への評価がはっきり分かれ出した
トラ君は
3年生までは「○○先生」と呼んでいたが、
4年生になって、「○○」と呼びつけになり、
先生に対する批判的なセリフが増えた。
4年になると、
クラスの男子たちが授業中にぞろぞろと廊下に出て行ったり、
先生に反抗したりして、
授業はスムーズにできず、
途中で担任の先生が交代になった
←いわゆる学級崩壊(^_^;)
チタちゃん、
5年の頃、先生vs子供たちで、
かなりクラスが大荒れになり、
やんちゃな男子たちが、
先生の矛盾を許せずに大暴れしたとかで、
担任の先生ではコントロールできなくなり、
理科の実験や調理実習ができなくなった
(火や包丁を持たせるのがアブナイとの判断)
←これも、いわゆる学級崩壊(^_^;)
③男女別のグループが形成、については・・・
チタちゃんもトラ君も、
1、2年のときは、
クラスの男女が混ざって遊んでいた
(先生とクラスみんなで鬼ごっこしたよーとよく話してくれた)
チタちゃんは、
2年の時は1番の仲良しは男子だったが、
3年生でクラス替えをしてから、
めっきり男子と遊ばなくなり、
休み時間は気が合う女の子グループと過ごすようになった
トラ君は、
3年になってからは、
休み時間はクラスの男子たちが集まって外で遊んでいた
(「女子は足が遅いんだよ」とか「男子だけのほうが楽しい」と話していた)
それでも、
たまに先生が一緒に休み時間に遊んでくれると、
男女混ざって遊んでいたようだが、
4年になってからは、
いつも男子たちが群れて遊んでいるようだ
(放課後に遊びに行く時も、男子のみ。
たまたま公園で、お互い人数が少なくて、一緒になって遊ぶくらい)
④いじめ、仲間はずれ、については・・・
トラ君は4年で、クラスの男子たちから、
いじめられ、少しの間不登校になる男子がいたし、
チタちゃんは高学年のときに、
クラスの女子グループで、
次々と仲間はずれにする子がいて、
授業中もめて、なんどか自習になったらしい
トラ君もチタちゃんも、
いじめの被害者にも加害者にもなっていないようだが、
時には親も出てきてなかなか大変なことになっている
うちの子供たちの小学校が問題がよく起こるのかもしれないけれど(^_^;)
①親よりも友達優先、については・・・
トラ君とその仲間たちは、
4年の1学期に、
男子10人近くで、
自転車に乗って繁華街に行くという計画を立てて、
実行したことがあった。
もちろん、親にはヒミツで!
(ママ友LINEのネットワークにより、その日のうちに、親たちにバレた(笑))
トラ君が帰宅してから、
私は頭ごなしにしかるのではなく、
しばらくトラ君を観察することにした
「繁華街には行かないように」と話したのにどうするかな、、、と
トラ君、
かわいいことに、親には秘密だったはずなのに、
黙っていられなかったのか、
数日後に自分から話してしまった(笑)。
母から、改めて、
なぜ繁華街に子供だけで行かない方がいいか、
どうしても行きたいなら事前に話すこと、
今後は嘘をつかないようにお伝えした(笑)
その後も繁華街に行くのかと思いきや、
親に隠れてみんなで遠くへ行ったことで
”男子の冒険心”が満足したらしく、
最近は、近くの公園で数人から10人くらいで集まって、
鬼ごっこやキックベースをして、
楽しく遊んでいるようだ(家でゲームで遊ぶ子も)
もっか、ギャングエイジの年代に突入しているトラ君、
今までとはちがう段階に入っているのは確かなようだ
最近は、トラ君の行動と言葉遣いなどなど、
けっこう手を焼いているけれど、
ある意味、
きちんと年齢に応じた健全な成長をしているんだなーと改めて思った(笑)
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