夏休み前半の7月、中学2年生の息子のトラ君は、教会のキャンプに2回参加した
最初は、小学生キャンプのお手伝いスタッフとして
この週末は、中学生たちと出かけた、伊豆半島での2泊3日の旅
内容はまったく違う2つのキャンプ、どちらも彼にとって、大きな経験になったと思う
小学生キャンプで“人を手伝う”体験
夏休みに入ってすぐ行ったのが、関東の小学5・6年生が参加する教会の2泊3日のキャンプ
トラ君も小学5・6年のときに参加し、中1・中2では中学生スタッフとして、大人たちと一緒に小学生たちをサポートするために参加した
思春期特有の照れ隠しもあるのか「小学生って、人の言うこと聞かないんだよ」と面倒そうに言いながら、ぱんだパパ(マイクロバスのドライバー)と一緒に大きなリュックサックを背負って、朝早く出かけて行った

毎年7月に長野県でやる小学生キャンプは、子供たちから人気で、関西や九州から参加する子たちもいる
毎年、不思議と虹が出るらしく、今年も何回か虹が見れたとスタッフの人が教えてくれた
美味しいご飯をたくさん食べて、花火をして、スイカ割りをして、川遊びをして、広い公園で遊び回り、日曜日にはみんなで礼拝を捧げる
スタッフたちは、安全を見守り、プログラムがスムーズに進むように、役割分担しながら、見えないところで支える
男子中学生スタッフたちは、走り回る男子たちの遊びに付き合ったり、川遊びの前に草刈り、川遊び中の小学生たちの見守りをしたり、打ち上げ花火に点火したり…
女子中高生スタッフたちは、女子たちと一緒に遊んだり、ご飯の配膳を手伝ったり、移動する小学生たちを引率したり
その時その時変化する状況に合わせて、大人たちと協力しながら、臨機応変に動くらしい
帰宅後「ぼく、そんなにやることなかったよ」と言っていたけど
キャンプリーダーの女性牧師から「とても頼もしかったです」とお褒めの言葉をいただいた

家では「自分のことは自分でやって…」と何度も言ってしまうが、外では、誰かの役に立つために、自分で考えて動けるようになってるんだ
「人に頼られる」経験を通して、少し大人っぽい表情をしていたのが印象的だった
中学生キャンプで“仲間との絆を深める”体験
2回目のキャンプは、中学生5人と社会人のお兄さん3人で、伊豆半島へ2泊3日の旅
電車好きのトラ君は行く前から、交通手段をどうするか、みんながどこで何をすれば楽しく過ごせるか、など、一緒に行くお兄さんたちと相談したり、お祈りしたり、準備段階から関わっていたそうだ
帰ってきた夜、「楽しかったぁ」と満足そうに言って、片付けもせずに、すぐに寝てしまった(笑)
翌日は昼過ぎまで寝ていたトラ君、最近は思春期真っ只中で、自分のことを話してくれないけど、キャンプの様子をぽちぽち話してくれた
大磯ロングビーチのプールで、はしゃいで、みんな真っ黒になったこと

晴天の中、パークーゴルフをして暑かったこと
カレーを自分たちで作ったけど、トラ君はボールで遊ぶのに忙しかったこと(!?)

ボーリングや温泉にみんなで行って楽しかったこと
土曜日の夜は、みんなで夜中まで人狼(ゲーム)で盛り上がったこと
その後も部屋の中でミニ野球をやったりして明け方を迎え、翌朝の礼拝は眠かったけど、気合いで乗り切った、と得意そうに話してくれた(笑)
行きも帰りも電車に乗って、電車オタクたちは電車の旅も満喫
朝から晩まで、とにかく思いっきり遊び尽くした3日間だった

今回は「仲間と楽しむ」がテーマ
毎週のように会っている教会の中学生同士も、生活を共にするとさらに仲良くなり
社会人のお兄さんたちと一緒に泊まることで、親しさも信頼感も倍増したようだ
親として感じたこと
教会には、年齢や個性が多様な人たちが集まっている
大人たちが、子供たちの目線に合わせて、子供たちのために一生懸命考えて、一緒に遊んだり、プログラムを進めてくれる
特に思春期の子供が、学校だけではなく、いろんな年代の人たちと安心して過ごせる宿泊行事は、どれほど貴重で子供達の成長にとって必要なことか
親としては、ただ感謝しかない
タイプの違う2つのキャンプだったが、どちらも中学生のトラ君にとってかけがえのない経験だったと思う
ひとつは「人の役に立つこと」
誰かに必要とされることで、自分の存在に自信を持てるようになってきていると思う
もうひとつは「仲間とつながる喜び」
信頼できる大人や友達と過ごす時間は、学校とは違う安心感と自由と楽しさがあるようだ
中学生の男子にとっては、楽しいことが一番!
「教会の仲間といると楽しい。教会って、自分の居場所かもしれない」
息子がそういうふうに思い始めていたのなら、それが母としては一番嬉しいことだ
家では反抗的だったり、話しかけても無視したり、ダラダラしていたり、部屋が散らかっていたり、正直イラッとすることも多いけれど(笑)
そんな彼が、教会では「頼りになる存在」として、「心置きなく楽しめる仲間」と一緒に、少しずつ成長している
まるで羊たちが、青く広い牧場で放牧して自由に過ごすように
思春期男子たちが楽しく過ごせるように、個性的に成長できるように、環境を整え、人を送ってくださり、見守ってくださっている神様に感謝!
仲間と絆を深めた二世男子たちに送る聖句
ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。
すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。
またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。
人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。(口語訳聖書 伝道の書4章9〜12節より)
(過去の記事)
宗教二世の夏休み〜川遊び、スイカ割り、花火、おいしいご飯! 教会の小学校高学年キャンプが楽しい











