高校2年生の夏のある日のこと。
私はどうしようもなく身体がだるくて部屋で横になっていました。
風邪のような症状だったのですが、当時看護師をしていた母は、
普段風邪を引いている時の私の様子と比べてみて
「風邪ではない」と感じたそうです。
ところで、この時、父が急性A型肝炎で入院中でした。
その状況もあいまって、母の中では、
もしかしたら私にもうつったのかもしれないと思ったそうです。
そこで、すぐに私を病院に連れていきました。
診察してもらったところ「風邪」とのことでした。
しかし、母には「風邪ではない」という確信があったそうです。
そのため、母は、診察してくれた医師に精密検査をしてほしいとお願いしたのです
が、風邪なのに検査する必要があるのかと渋られてしまいました。
それでも、母には「絶対に風邪ではない」という確信があったので、診察してくれた医師に続けてお願いし、精密検査をしてもらえるようになりました。
精密検査を受け、結果が出るまで数日待たなくてはいけませんでした。
その間、私は体調が優れずゴロゴロ寝転がりながらも、
普段通りに生活していました。
検査結果が出る当日、
私は、いつものように登校し、体育の授業を受けていました。
だるくて仕方がないにも関わらず、
バスケの試合をしていました…。
そこに担任の先生がやってきて言いました。
「お母さんから連絡があった。今すぐ病院に行きなさい。入院だそうだ」と。
検査結果は、「急性A型肝炎」でした。
検査時の肝機能数値が正常値の20倍を超えており、
即入院・治療が必要な状況でした。
すぐに入院となり、絶対安静の日々を過ごしました。
もし、精密検査を受けず風邪だと思って普通に生活していたら、
肝機能数値がどんどん上がっていき、重症化し、
大変なことになっていたと言われました。
死に至ることもあると…。
高校二年のこの時、私は神様という存在を知らずに生きていました。
後に、人を通してキリスト教福音宣教会に出会い、
御言葉を学ぶようになりました。
命が危ない状況の中、命を守られ生かされた経験を沢山
した鄭明析牧師から、神様は、人や万物、環境を通して、
様々な方法で助けて下さると学びました。
あらためて、この時の経緯を振り返ってみると、
私の命を守るため、
目には見えない神様が、
看護師である母を通して働きかけてくださったのだなと感じずにはいられません。
母は、職業柄、体調が少しでもおかしいと感じると、
そのままにせず解決しようと素早く行動する人でした。
神様が、その母の気質に働きかけて、
適切な診断と処置を受けられるように働きかけてくださったのだと…。
医師に「風邪だ」と診断されても、
神様が、母に、風邪の時の私の様子とは違うことを強く感じるようにさせ、
精密検査を受けることが必要だと強く思うようにさせ、
諦めずにお願いし続けるようにさせてくださったのだな。
そして、無事に精密検査を受け、
風邪ではないことが分かるようにして下さり、
すぐに入院し、適切な治療を受けられるようにして下さったのだと。
この他にも、危ない目に遭うたびに
神様が人を通して助けて下さいました。
今生きていられることが本当に奇跡だと思わずにはいられないほどです。
絶え間ない神様の助けがあって、今、生きていられることに本当に感謝します。
最高の恵みの中の恵みは、命を生かしてくださったことです。
命が死なないようにしてくださったことが一番大きいのです。
<キリスト教福音宣教会 鄭明析(チョン・ミョンソク)牧師の説教より>
ニュースを見ていると、
命の危険にさらされたけれど助かったという記事を見つけることがあります。
人気の少ない道を一人で歩いてる小さな子供をみかけた小学生の子が、
その幼子が道に迷っていることをわかって、
警察まで連れていったという記事を目にしたことがありました。
目には見えない神様だけれど、
命を愛さずにはいられなくて、
今日もまた生活の中に生きて働きかけ、
私と、地球上のすべての人々を、人や万物、環境、様々な方法を通して助けて下さる愛の神様に心から感謝します。
神様は全世界を毎日炎のような目でご覧になり、
その都度助け、救ってくださる。
このことを悟って感謝し喜び、永遠に愛して栄光を帰して生きなさい。
<キリスト教福音宣教会 鄭明析(チョン・ミョンソク)牧師の説教より>
