つれづれ

小中学校のハイブリット授業(対面とオンラインの併用)って何? オンライン授業を受けた感想と去年の休校期間との違い@母親目線


デルタ株が急速に広がり、10代以下の感染が増える中で夏休みが終わった

小学4年男子のトラ君が通う都内の区立小学校も
中学3年女子のチタちゃんが通う私立中学校も

9月はハイブリッド授業(※)で、2学期が始まった

トラ君、チタちゃんの学校は、「教室での対面授業」と、授業を映したリアルタイムの動画を見る「オンライン授業」を選択できるハイフレックス型のハイブリット授業(※)

9月初旬から1〜2週間、子供たちはオンライン授業を選択した

学校から1人1台タブレットが配布(貸与)され、子供たちも練習していたので、スムーズにオンライン授業を受けられた(タブレットは、公立小は無償貸与、私立中は有料貸与、公立の学校のタブレットの配布状況は区によってちがう)

家にいても、授業の開始時間には、自分のタブレットを開いて、授業に参加できる

学校でしかできないこと(体育や理科実験など)以外の全ての授業にオンラインで参加することができる(授業に参加しても、出席にはならず、出校停止の扱い)

チャイムが鳴って授業が始まり、チャイムが鳴って授業が終わる(うちの隣が小学校だから、チャイムの音は聞こえるのだ 笑)

授業が終わると、先生がオンライン参加の子に声をかける

「先生の声は聞こえましたか?わからないことがあったら、聞いてくださいね」

休み時間に、おもちゃで遊んだり、漫画を読んだりするけれど、また次の授業が始まると参加する

規則正しく、自発的(強制的?)に勉強し、生活リズムが守られているのがとても助かった

さて、小学生のトラ君は、最初の数日は、緊張してタブレットを見つめていた

1週目の後半から慣れてきて、オンライン授業中に遊んでいて授業を聞いていなかったり、宿題もやらなかったり・・・・

図工の時間、絵具を出した後、遊んでいて、教室でみんなが片付け始めたときに、ちゃちゃっと1分以内で、絵を描いて終わらせた(^^;

音楽の時間、授業が始まってしばらくして、先生が声をかける
「オンラインの皆さん、リコーダーがある子は練習してくださいね」

トラ君は、リコーダーを見えない場所に置いたまま、タブレットでインターネット検索をしていた

もちろん、ちゃんとリコーダーで練習している子もいたので、その子の性格、まじめさによるとは思うが、どこの家庭も、程度の差はあれ、同じような状況だったのかもしれない

感染が落ち着いてきたのもあり、特に男子は、いち早く対面授業を受ける子が増えていった

ある日、久しぶりに登校したトラ君が帰って放った第一声「あー、学校は楽しかった。明日も学校に行きたい!」

小学校に行けば、友だちと遊べるし、休み時間は思い切り外で鬼ごっこをして遊べるからだそうだ(楽しかったのは、全て休み時間だって 笑)

給食も食べて帰ってきてくれる(これは私の感想。給食は、ホントに助かる!)

やはり、特に小学生男子は毎日オンライン授業だと、なかなか難しいようで、対面授業の方が、本人も周りも、負担なく学校生活が送れると思った(トラ君と周りを見ての感想だけど)

一方、中学生のチタちゃんだが、中学3年ともなると、授業はさくさく進むし、小学生とちがって、教科ごとに先生が変わるし、科目によっては教室移動もある

どうやら先生が自分専用のタブレットを持ち歩いているようで、生徒が次の授業の先生のリンクをクリックして、授業を受けている

中学生だけあって、中間期末テストを意識した授業内容で、授業中は集中して聞いているようだった

休み時間や授業中も、オンラインを選択した友だちとLineでやりとりしながら、宿題や課題も進めている

友だちの話を聞いていても、電車等での通学時間がなくなったのもあり、家で勉強できる環境があれば、オンライン授業が効率的で、快適みたいだ

子供の性格によるけれど、中学生以上はオンライン授業でもメリットが多いように思った(チタちゃんと周りを見ての感想)

ちなみに、摂理で結婚したママたち(子供が東京の公立中学、私立中学、都立高校、私立高校に通学)と、子供たちの学校の様子について、LINEで話したところ・・・

・感染対策をしつつ、登校(対面授業)の学校

・最初はオンラインで、3週目から登校する学校

・1週目と3週目は短縮授業で登校、2週目はオンラインの学校

・最初が登校で、3週目からオンラインになる学校

・対面とオンライン授業を選択できる学校

部活も通常通りある学校もあれば、ずっと部活動停止の学校もある

学校によってさまざま、正解がわからないコロナとの戦いの中で、学校も試行錯誤しながら、学びを止めないように模索しているのを感じた

ほぼ1年半前の2月末、コロナの感染拡大で、いきなり休校になり、5月までは完全に家庭学習、6月から分散登校になった

あの時は、きつかったー

トラ君の小学校は録画した映像授業や課題のプリントをアップして、頑張ってくれたけれど、小学校2年生男子が、家で、自発的に朝からきちんと勉強するわけもなく・・・

朝は寝坊して、夜は遅くなり、生活リズムは崩壊

学校から出たプリントを消化させるために、親子のバトルがどんどん激しくなって、家の中の雰囲気がぐっと悪くなった

中学1年だったチタちゃんも、急に部活がなくなり、落ち着かない環境の中で学校の課題をこなす日々

外出もままならず、ストレスが溜まり、姉弟喧嘩+親子喧嘩が増え、生活リズムが崩れ、運動不足になった(^^;

ちなみに、在宅勤務&週2出勤だった私も、トラ君に私のPCを使われ、子供たちの対応で出勤できず、仕事は減り、ご飯を3食作り続けて、かなり疲弊したっけ(^^;

休校が終わってから、結局3月までに全ての内容を履修したけれど、授業のペースが早かったようで、果たして、トラ君は授業についていけたか、かなり疑問である

今回、子供たちは対面授業とオンライン授業を選択できて、その時の状況に応じて、登校したり、オンラインで授業を受けたりできて、とても助かった

一方で、ハイブリッド授業をしている学校の先生たちは、対応が大変そうだ

通常の授業に加え、行事が多い2学期でやることが多い上に、コロナの感染対策、オンライン授業への対応 etc..

トラ君のクラスは荒れ気味なので、授業を進めながら、教室で騒ぐ子たちに注意したり、さらに、オンラインの子たちに様子を聞いたり、指示を出したり・・・・

それを、担任の先生一人でやっている

ある日の音楽の授業では、ミュートのまま授業を進めてしまい、オンライン参加の子供たちがいくら呼びかけてもそのまま

授業が全て終わった後に、ミュートが解除されて「はい、これで終わりです」と一言、オンライン参加の子供たちのがっかりした顔・・・

その翌日から、オンライン授業の子が減ったよ、とトラ君が教えてくれた(^^;

先生たちの負担が増えても、いつもと同じように、昼休みに小学校の校庭で子供たちと一緒に走り回る先生がいたり、夜遅くまで学校の教室で資料を揃える先生たちがいる(うちが小学校の隣なので見える姿)

コロナの中、子供たちもがんばっているけれど、学校の先生たちもがんばっている

子供たちの未来のためにも、先生たちの負担が少しでも減って、先生たちの健康が心身ともに守られるように、とお祈りをしている



※ハイブリッド授業とは、対面授業とオンライン授業を併用する授業で、今のところ、以下の3つに分けられる

 ・ブレンド型(録画した映像をオンラインで見るのと、対面授業を組み合わせた授業)

 ・ハイフレックス型(対面で授業を行いつつ、その映像をオンラインで配信。生徒がどちらかを選択できる)

 ・分散型(クラスをいくつかに分けて、グループごとに登校する日とオンラインで映像を見る日を決める)


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あっこママ
東京出身、都内在住、早稲田大学 政治経済学部卒。【 女子高校生チタちゃん、男子中学生トラ君、ぱんだパパの4人家族】 宗教嫌いで旅行三昧だった大学生のときに「キリスト教福音宣教会(摂理)」に出会う。 15年以上、海外出張をし、夜中まで働くキャリアウーマンだったが、子育てを機に、今はテレワークで自分を作り中。 趣味は旅行、陶芸、食べること、お出かけ(水族館、博物館など)etc..。”子供とお出かけ情報”を多数掲載。