つれづれ

陶芸教室って何をするの?陶器はどうやって作るの?


去年からママ友と一緒に通い始めた陶芸教室、
コロナによって、半年以上お休みだったが、
感染対策をして、秋に再開した

陶芸教室で何をするかといえば、、、、

プロの先生が指導してくれて、
自分の手で、自分が作りたい陶器を土から作る。

よく旅行先とかで、
子ども(大人も)が1−2時間で湯呑みを成形したり、
お茶碗やお皿に絵を描いたりして、
後から完成品を家に送ってくれるプログラムがある。

去年の夏、子供たちが参加した有田焼のお茶碗作り。
職人さんと一緒に成形をして、あとは全て作ってくれた。
子供たちは、大切すぎて使えないそうで、食器棚に飾ってある(笑)

陶芸教室では、最初に渡されるのは粘土のような土、
それを練って、成形して、色をつけて、仕上げるところまで、
全ての工程を自分でやる。
(素焼きや本焼き、長期休み中の作品の管理などは、
 教室でまとめてやってくれる)

それぞれの工程で、それなりの時間がかかるので、
1つの陶器を作りあげるのに、数ヶ月はかかり、
継続的に通うことになる。
(今回は、コロナ休みをはさんだので、
 仕上げるのに1年半近くかかった(^^;)

陶芸は、一見地味だけれど、
なかなか奥深く、悟り深い。
(それについては、また別の機会に♪)




先日、初めて釉薬をかけ、
本焼きをした完成品を手にした\(^^)/

私は、初めての陶芸教室だったので、
「釉薬」ってなに?とか、
読みも「ゆうやく」でいいんだっけと
思ったくらい知らなかったので(笑)、

陶器ができるまで、ざっと整理してみようと思う

〜陶器ができるまで〜

(1)土練り
 好きな土を選んで、練る。
(白土と赤土があり、鉄分が多いと赤土になる)

 土の中の成分が不均一だったり、空気が入っていたりするので、しっかり練ることが必要。コツも力もいるので、少々難しく、先生がOKを出すまで練るのに、結構時間がかかる。

写真は、初心者向きの信楽の白土を練っているところ。
こんな色でも白土なのだ。

(2)成形(せいけい)
土を使って、自分が作りたい形に一気に作りあげる。
やり方はいくつかある。

①手びねり(手で粘土をこねて形を作る)
②ひも作り
③タタラ
④ろくろ(電動、手動)
⑤型(型に入れて形を作る。同じものを作るのに良い)
⑥その他

通っている陶芸教室でやったのは、、、

②ひも作り

上の写真、子供の粘土遊びみたいだけど、大人の陶芸(笑)、複数本のひもを作る。
左下のようにひもを重ね、真ん中のようになめらかにし、
右下のようになめし革ですべすべにして成形完成!



③タタラ 
タタラ板という、複数の厚みの板を積み重ね、板の厚みで均一に粘土を切り取る。

上の写真のように、複数のタタラ板の厚みで粘土を切り取り、
左下のように模様をつけてから、右下のように形を作って、成形終了!


④ろくろ(電動、手動)
子供たちが、プロの職人と一緒にお茶碗を作ったのが、電動ロクロ。
手を使わず、足でペダルを踏んで、動かしたり、止めたりしていた。

(3)乾燥させる
一定の期間、乾燥させて、触っても形が変わらないくらい硬くする。
陶芸教室は、次の回まで数週間程度空くので、乾きすぎないように、ラップにくるんで、乾かす。

(4)高台を削る
 お皿の下の部分のでこぼごを削って作る。

上は完成品(素焼きに出す)。
左下の写真は、高台を削る前、右下は、たくさん削って高台を作った。



(3)素焼き
 成形した作品を1週間ほど乾燥させた後、約800度で焼く。

素焼きが終わって出てきた作品。固くなって、粘土とはまったく別物になっていた。
でも、まだ器にはならない、未完成品。

(4)釉薬(ゆうやく)がけ
 釉薬につけて、色付けをする。絵もこのタイミングで描く。

(全ての器に「乳白」の釉薬をかけた後で、
上の器は「瑠璃」、下の器は「青萩」、右の器は「桃色」の釉薬を重ねた)



(5)本焼き
窯の中で、約1200度で12時間ほど焼く。
高温すぎて、火が消えてもすぐには窯は開けられないらしい。
2〜3日して外に出して冷やして、できあがり!

先日、初めて完成した陶器たちをうちに連れて帰った。

手作りの味、あったかみがあって、毎日使っている♪


自分で作ったものは、愛着の度合いが全く違う!

きっと神様もご自身がお造りになった万物、人間を
とてもいとおしく感じていらっしゃるんだろうな、と
改めて感じた。(陶芸編、続く(笑))

(過去記事より、陶芸編)
「都心で有田焼のお茶碗を作ったよ」はこちら


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あっこママ
早稲田大学 政治経済学部卒、東京都心に在住。 【 高校生のチタちゃん(女子)と小学校高学年のトラ君(男子)、ぱんだパパの4人家族】 大学生のときに摂理に出会う。 15年以上、海外出張もこなし夜中まで働くキャリアウーマンだったが、今は在宅ワーカーとして自分を作り中。 趣味は食べること、ウォーキング、旅行、動物園・水族館に行くこと、悩みは偏食&少食の子供たち、彼らが食べる簡単おいしいご飯を探求中!