先日、私が通っている教会の
聖歌隊のボランティアに参加した
高齢者施設を訪問して
皆さんに歌をプレゼントする活動
教会からは
聖歌隊の有志とそれ以外のメンバー
合わせて7人
観客(高齢者の女性とスタッフ)は
15ー20名くらいの前で
たくさんの歌を歌うことができた
歌った曲は
5月にちなんだ曲や
よく知っている曲やゴスペル
・鯉のぼり
・四季の歌
・みかんの花の咲く丘
・上を向いて歩こう
・幸せなら手をたたこう
・その他、ゴスペル数曲も
(歌った順番とはちがうけど)
そして、
聖歌隊リーダーがソロで歌ったのは
・アメージンググレース
・翼をください
その高齢者施設は
認知症の方が多く
体は健康な方も多いようで
自分の足で歩いて来られ
椅子に座ったり
歩きながら聞いたり
車椅子やベッドの上で聞いていた
コロナがあったので
施設の要請でマスクをしたままだけど
こうやって高齢者の施設で
若者たちが歌うことができるようになったのも
割と最近のことみたいだ
(施設にもよると思うけど)
ボランティアに参加しているのは
聖歌隊メンバーが多いけれど
聖歌隊以外の初めて会う男性もいて
ほんわかした雰囲気で
和気あいあいとしていて
歌を歌いながらも
出番を待っている時間も
とても良い雰囲気だった
その良い雰囲気が伝わったのか
高齢者の方々も
くつろいで、楽しそうに聞いていた
曲を歌えば歌うほど
表情がやわらかくなり
一緒に歌ったり、手拍子を叩いたり
時には
ろうろうと歌い出したりなど
歌のパワーを改めて感じた
社会人2年目や
社会人4年目の若者たちが
曲の紹介をしてくれた
高齢者から見れば
孫の世代の若者が
「この歌、ぼくが姉と一緒に手拍子をして遊びました」
とか
「この曲は、お母さんが歌っていたのを思い出します」
とか
お子さんやお孫さんがいる方たちの
ハートにズキュン(表現が古すぎか)
心を鷲(わし)づかみだろうなぁ
合間にソロを歌うのは
聖歌隊リーダーの女性(お子さんは高校生)
声楽家なので、そもそも発声法がちがう
その透き通った美しい歌声に
歌う側にいる私も涙が出そうになるほどで
目をつぶって聞き入っている高齢者の方もいらした
最初は、表情が険しくて
いらいらしていた女性もいたが
最後には、
足でリズムをとり
表情がやわらいでいたので
心の奥底に歌声が届いていたんだろう
観客の反応を見て
参加していた私たちも
心が嬉しくなった
私は
病院で、10ヶ月間寝たきりで過ごし
去年の夏に亡くなった母の姿を
観客の中に見ていた
単調な病院や施設での生活で
時間は長く感じるだろうから
病院や施設で
歌を聞いたり、一緒に歌うことは
きっと、私たちが思っているよりも
ずっと大きな喜びを感じてもらえるだろう
高齢者の方々の表情と変化を見て
歌っていた私たちの心があったかくなり
嬉しくなった
終わった後
駅まで一緒に帰った
ボランティア初参加の20代女性に
「どうだった?」って聞いたら
「あぁ、とてもよかったです〜」と
話していた
(私も初参加 笑)
「また、予定をあわせて参加しましょうね」
彼女は手を振って
家の方に向かって歩いていった