キリスト教福音宣教会の教会活動

CGMサッカー大会、二世女子たちと初心者ママたちが母娘で挑んだ大会を通して、先生を考えた話(1)


去年の11月祝日、高3チタちゃんと私は、母娘でCGMサッカー大会に参加した

CGMサッカー大会は、教会メンバーを中心にした全国のサッカーチームが参加する大規模な大会(男子サッカー、女子サッカー、子供サッカー)

今回、女子サッカー大会は2リーグあり、中学生から中年期(64歳以下)まで参加(笑)、そして国際親善試合のために、韓国と台湾の混合チームも参加していた

出場チームはいくつあったんだろう(参加したのによくわかってない私 笑)

うちの教会からは2チームがエントリー

私が参加したのは、サッカー経験者の二世女子を中心に、30代の女性と、サッカー経験なしの母親たちも参加した”Xジュニアチーム”

この”Xジュニアチーム”が、今回の大会、一部の人たちの間で話題になった(笑)、初の試みのチーム編成だったらしい

さかのぼること1ヶ月ほど前の10月中旬

主日礼拝後に教会の副牧会者W子さんから、家庭局(摂理で結婚したメンバー)の女性たちにサッカー大会についての話をしたい、と連絡が来た

「差し入れのご飯を分担して作ろうってことかな…。私は家庭科系は苦手だから、端っこで聞こう」と、そっと集まりに顔を出したところ、全く考えてもいなかった話が、W子さんの口から飛び出した

W子さんが秋に月明洞に行った時にやっていた女子サッカー大会、とても盛り上がっており、その中で50代後半=子育てが一段落したママさんたちがたくましくボールを蹴っていたのに驚いたそうだ

そして

「サッカー経験者の二世女子たち+30代の女性たち+二世女子を育てた50歳前後の中高生ママたちが参加するチームを作ろう!そのチームこそ、摂理サッカーの永遠なテーマ=”平和サッカー”をなすことができる」

という構想を受けた、と熱く語ってくださった

ママたちは技術も経験も体力もないけど、昭和生まれの精神で草創期に摂理を走った根性(=スパルタど根性精神 笑)を、平成生まれ&令和生まれの若者や二世たちに見せてほしいと言われ

「1分ずつでもいいから、順番に試合に参加すればいいので大丈夫ですよ!」

最初は「え、、、この歳でサッカーを始めるなんて、無理だ…最近は何をしても続かないし、さすがにサッカーは敷居が高すぎる…これは若めママたちに向かって話していることだ」とネガティブな考えが浮かんできたが

W子さんのポジティブな話を聞いているうちに

「この話は、私に向かって話されている気がする。やりたい気持ちがわいてきた。自分の考えでは絶対にやらないことができたら、違う世界がひらけそう…」と考えが変わってきた

50代になり、心身ともに衰え始め、将来に不安を感じていたけれど、サッカー大会に〈選手として出場する自分〉になることで、将来が明るくなるような、希望が持てるような気がしてきた(笑)

「技術も経験も全くなくて、体力もおとろえてるけど、根性ならある…かも…」

「一人で若者の中に飛び込む実力も勇気はないけど、仲間(同世代、同環境のママたち)と一緒ならできる…かも…」

周りの中高生ママたちと顔を見合わせながら、「おもしろそうだね」「やってみる?」「やろうよ」と手を上げるママたちが増えていった

そして、翌週の礼拝後には、広いサッカーグラウンドのサッカー練習に、選手志望のママたちが10名ほど参加していた(笑)

サッカー練習では、W子さんプロデュースで、プロ選手ばりにいろんなポーズを決めたママたちの写真をたくさん撮り、「こんなに笑ったのは久しぶりだねー」と笑いすぎてお腹が痛くなりながら練習をし、

W子さんが考えたママたちが怪我をしないようなプログラムや、”走っちゃいけないサッカー試合”(=競歩でサッカー)、パス練習で少しずつボールに慣れ、練習試合もやった

摂理に来て30年以上経ったけど、サッカーがこんなに楽しいなんて知らなかった!

練習試合で、うまく蹴ったボールが良いコースに飛んでいくって気持ちいい!

試合中にボールが足の間をトンネルして、「もうっ」と自分を責めて嫌になったりもしたけど、仲間が楽しい雰囲気で笑っているから「次はがんばろう」とトライする、青春真っ只中のような気持ちになった(笑)

年齢も生活環境も経験もバラバラなメンバーが集まった「Xジュニア」チーム

サッカー部所属の女子高生が、毎日ストレッチ動画を流してくれて、

それぞれが学校、仕事、育児などに忙しく、生活の中で、自分ができる範囲で練習

試合1週間前からは、教会の近くに住むママさんたちは、毎日、夕方に集まって自主練習をし、教会から1時間ほどの場所に住んでいる私は、チタちゃんとトラ君と一緒に、毎日ボールを蹴った

Lineルームでお互いに報告しあって、スタンプを送りあい、離れた場所に住んでいるけど、仲間たちと一緒に準備している一体感が心地よかった

そして、試合当日、初めて選手全員が集まった(笑)

サッカー部所属の女子高生Aさんとクラブチーム所属の女子中学生Bさんは、試合にフル出場(リーグ試合が終わった後の、韓国チーム、海外チームとの国際親善試合にもフル出場)

女子高生、女子大生の2世女子たち、30代の若い女性たちは1〜1/2試合ごとに交代して参加

中高生ママたち10人くらいは1/4試合交代で、残りは大声で応援した

中高生Aさん&Bさんは、試合中、サッカーコート中を駆け回り、FW(フォワード)からDF(ディフェダー)まで全て担う気迫で汗だくになって走っていた

応援のために遠いサッカー場まで来てくれた二世の中高生女子や大人たちもたくさんいて

声が大きい女子高生の二世女子が前に立って、応援グッズを持って盛り上げ、そのお母さんは選手たちのために、たくさんのおにぎりを握ってくれた

Xジュニアチームは1試合、1試合と勝ち上がっていく

サッカーは意図せずぶつかったり転ぶことがあるけれど、相手チームの人も駆け寄ってきて、笑顔で声を掛け合うあったかい雰囲気

負けた相手チームが選手たちと応援した人たちが集まってきて

「ありがとう!!一緒に試合ができてよかった!がんばってね!」とニコニコ顔で応援してくれることもあった

毎回、祈りながら心を一つにして応援し、神様を呼びながらチームメートを信頼して試合をしているうちに…

(数時間分を中略 笑)

なんとリーグ優勝!

これは奇跡だ!!!

10代から50代まで、選手から応援にきた人たちまで、みーーんなで肩を抱き合って、飛びながら大喜びした

ちなみに、チーム最年長たちの一人の私(笑)、若者のように走ることができないから、DF(ディフェンダー)でゴール前を守った

技術も自信もないから、ひたすら主を呼びながら、コートに立っていると、ボールが飛んでくる方に自然に足が走り出して、いいタイミングでボールをカットすることもできた

これは自分の力じゃない!!と思っていたところに

「守ってくれて、ありがとうございます!!!」

AさんとBさんが真っ赤になった満面の笑顔で駆け抜けていく

私が試合に出たのは1試合4分を2試合、たった8分だけだったけど、たくさん応援して、たくさん仲間と喜び合って、たくさん神様を感じた、とっても幸せな日だった

ちなみに、同じチームに母娘で参加しているのが3−4組、中高生男子の母もいるし、娘だけ参加して、母は応援している人たちもいた

チタちゃんはうまい人たちグループで、私はママさんグループ

チタちゃんはFD(フォワード)かMF(ミッドフィルダー)、私はDF(ディフェンダー)だから

練習の時も、試合の時も、適度な距離をおきつつプレーし

一緒に電車で帰りながら「ママ、あのシュートうまかったね」なんて褒めてくれたりもして(笑)

平日の練習も一緒にやって、蹴り方やボールの止め方を娘から教えてもらったりもして

母としては、17歳の娘と一緒に同じ目的を持ってスポーツができるのが嬉しく、とてもいい思い出になり

娘も、普段は見ない母の姿を見て、「ママのああいう思い切ってやっちゃうところ、いいよね」と認めてくれたりもした

50代になり、コロナの影響もあって、こもりがち、いろいろなことに対して引き気味になっていた私の心を、神様がW子さんを通して引っ張り出してくれなかったら、到底できなかった体験ができたことに心から感謝している

CGMサッカー大会〜(2)に続く)


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あっこママ
東京出身、都内在住、早稲田大学 政治経済学部卒。【 女子高校生チタちゃん、男子中学生トラ君、ぱんだパパの4人家族】 宗教嫌いで旅行三昧だった大学生のときに「キリスト教福音宣教会(摂理)」に出会う。 15年以上、海外出張をし、夜中まで働くキャリアウーマンだったが、子育てを機に、今はテレワークで自分を作り中。 趣味は旅行、陶芸、食べること、お出かけ(水族館、博物館など)etc..。”子供とお出かけ情報”を多数掲載。
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