つれづれ

大腸がん(S字結腸癌)の発見、検査、手術レポ その3


こんにちは。大腸がんのまりもです。
いや
大腸がん切除しました、まりもです!

今回は術後のお話。

無事、手術が終わり、翌日から早速起きあがる練習から始まります。
今日の目標は立って歩く、トイレに自分で行く!
痛みも思ったほどじゃないし、ずっとベッドに寝ていて体も痛くて早く動きたくてうずうず。
看護師さんに、じゃあ立ってみましょう!と言われてやる気満々で起き上がる

あれ?
あれ?

息ができない!!!

どうやらまりもさんは血圧が低すぎたようです。。。

起立性貧血をひどくしたやつみたいな感じで
体を起こしただけでさーっと血の気が引いて
無理に立ったら冷や汗、目の前真っ白、手先がめっちゃ冷たくなり
息ができない

とにかく息苦しい
深呼吸ができないのです
すってもすっても穴でも空いてるみたい
肺が膨らまない感じ
浅い呼吸しかできなくて過呼吸になりかけるとますます頭がきゅーっとして苦しくなる

息ができない

結局、午後には一般病棟に帰るはずが
もう一日残留決定です。

張り切っていた分、この時が入院中、一番ショックだったかも。
傷が順調だった分、まさか、なんで?ってかんじになって
体を慣らすため、ベッドを起こして座ると寝るの間くらいの姿勢をとりながら、ボーっと壁を眺めていました。

と、そこに薬剤師さん登場!
とってもフランクな先生で、おしゃべりが上手で、話しているうちにちょっと気持ちが回復しました。
でも、できる人は違う!
そうやって楽しく話しながら聞くことは聞き、話す私の様子も細かく観察されていました。
そして最後に
「その血圧低いの、麻酔のせいだと思うよ。
効きすぎてるんだと思う。
朝に終わったから、夕方には体から抜けるから、そうしたら楽になるからいまは焦って無理しないでね。」

!!!

この一言で希望を取り戻しました。
そもそも、まりもは元々血圧が低くて通常も上が100いくかいかないかくらい。
これは体質のせいなのか、どうしたらこの状況を抜け出せるのか、、
そう苦しんでいたので
薬が抜けたら大丈夫、という言葉にすっかり安心!
そこからは無理せず、少しずつ、少しずつ挑戦して
先生のいった通り、夕方には立てるくらいになりました。
看護師さんにも麻酔のことを伝えたので、夕方からの変化に
やっぱり麻酔かあ
と驚いていました。
翌日にはすっかり動けるようになり、トイレはもちろん、廊下を歩いてぐるぐるまわり、自分で病棟も移動しました(^ ^)

やっぱり落胆は毒ですね!

その後は至って順調に
尿の管を外し
自分で排便(便は最初はりきまなくても下痢がしばらく続くので思ったより痛くない。出にくいときはウォシュレットをすると刺激になって出しやすかったです)

ドレーンは予定通り4日で抜かれ
(きゅぽっと抜かれて縫合などはなし。
変な感じはしますがそこまで痛くはないです。しばらくガーゼや防水テープで蓋をしてます)

食事は重湯→三分粥→五分粥→
食べられるようになると点滴が外れて
尿量の測定もなくなる

毎日自由に歩き回る練習をしながら
自分でも首や肩のストレッチ
(庇ってる部分も痛み出す、、)
動き回るうちに傷以外の場所、とくにお腹の中で痛いところも出てくるが、まあそういうものだそうで大丈夫とのこと。仕方ないので我慢できない時は痛み止めを使う。

合間、随時血液検査、X線などの検査が入る。

そんなこんなで術後6日
退院許可がおりましたー!!
おめでとう!!

てか早!いや、早いんですよ!
当初術後10日の予定でしたから。

本当、応援ありがとうございます(涙)

しかし、がん治療はまだここから
とって終わりではないのが
がんの厄介さですね。

きっと退院後レポに続きます


ABOUT ME
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まりも
人生にさ迷っていた大学院時代に北の大地で摂理に出会い、散り散りだった日々がまりものように丸くまとまり始める。その後、仕事で首都圏へ。湖に帰りたいと泣きながら激務によりいっそう練達され、大分美しい球状に近づいてきた。近年、暑さに弱いのに日本有数の暑さを誇る地に嫁入り。負けじと光合成に励み、子まりもを増殖。3度の流産にもめげずに第二子、第三子を出産。現在は阿寒湖のように懐広い夫と共に三人の男子まりも、まーちゃん、ひーくん、あーたんの育児に奮闘中。