雨上がり、9歳トラ君と13歳チタちゃんとお散歩中
コンクリートの上をミミズが動いていた
人間にとっては、すぐそばに花壇があるけれど、
ミミズにとっては、絶望的に遠く、向かう方角もわからないよね
近くに落ちていた木の葉や木やビニールを駆使して
キャーキャー言いながら、花壇に投げ込んだ
ミミズをビニール越しに触った
ぐにゅっと柔らかい感触が気持ち悪かったけれど、
翌日、公園で干からびているミミズを見て、
「あのミミズ生きてるよね」とふっと思った
先週の土曜日、一足先に家を出た
ぱんだパパとトラ君
コンクリートの道端を困ったように見つめていた
視線の先にいるのは、小さな雀(すずめ)
飛ぶ練習をしていて巣から落ちたのか、下から上へは飛べないみたい
「ここにいたら、自転車にひかれるか、ネコにつかまっちゃうよ」
トラ君が悲しそうに子雀を見つめている
木の上からは、親雀らしい雀の鳴き声が聞こえる
ぱんだパパは手に持っていた袋で、子雀を捕まえようと格闘するけど、
子雀は、下へ下へと逃げ回り、自転車のタイヤに止まった
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「いやいや、それじゃ、無理だよ」とチタちゃんも困り顔
ぱんだパパは、10〜20分かかって、なんとか近くの雑木林に戻した
心配だけどこれ以上はどうもできない、
ネットを見たら、野鳥を下手に保護するのは逆効果とのこと、
最低限できることをしたら、あとはその場を立ち去った方が良いみたい
「お母さん雀、あとはがんばってね!ちゃんと助けてあげてね!!」
4人で、その場を後にした
チタちゃんがぽつり
「小すずめといい、ミミズといい、なんかよく小動物を助けるね」
お出かけから帰ってきて、みんなで雑木林を見に行った
もちろん子雀はいないし、ネコに捕まった形跡もない
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小さな小さな命、大事に守られたかな
小さな命、目の前で失われそうなのを見て、なんとかしなきゃというこの思い
これは、きっと神様の心、神様が人間にうえた心にちがいない
子供たちの小さい命、病気になったり、怪我をしたり、
交通事故に遭いそうになりながらも、今も元気に生きている
神様が小さな命を大事に思って、守って下さったから
自分も昔は小さな命、
今も多くの人たちの中のたった1つの小さな命
自分がつらい時、嫌なことがあった時、
この取るに足らない自分、
この小さな命を軽んじてしまうこともある
でも、きっと神様から見たら大事な命。
子供達と同じように、
子雀たちと同じように
神様が大事に思って、
守って下さったから、
今も元気に生きている
そのことを思い、感謝して、この時を大事に生きていこう
P.S.
チタちゃんがこの記事を読んで、、、、
「あの子すずめ、とっても小さかったよね。
葉っぱと比べると小さいのがわかるけど、写真だとけっこう大きく見えるね」
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