初めて祈ったときに起こったしるしについて記したいと思います。
大学1年生の夏、教会の皆で山登りにいきました。
このとき、私は神様の存在を知らず、お祈りもしていないときでした。
山登りに向けて夜行バスに乗って現地に向かっていったのですが、一睡も出来ませんでした。
ほとんど寝ていない状況の中、初めての3000メートル級の山登り。
テントや食材なども皆で持参のため、一人15キロぐらいのバックを背負って登りました。
最初は気合いが入っていましたが、途中からしんどくなりました。
足が重く前に進むのがキツかったです。
やっとのことで、一日目に泊まる中腹までくることが出来ました。
二日目に頂上に登る予定だったので、一日目は中腹のところにテントを張って泊まることになりました。
ここに来るまでとても辛かったので、私の心は折れていました。
「明日は頂上に行かずここで休むことにしよう。おなかが痛くなったので行けませんといえば大丈夫だ」
皆にはこのように話そうと心に決めました。
その後、皆で協力してテントを張りました。
夕食まで時間がまだあったので少し休む時間が出来ました。
ほとんど寝てなかったので、自分はすぐ寝てしまいました。
少しの時間眠って目が覚めました。
寝れたのでとてもスッキリしました。
このとき、私の心に変化が訪れました。
「明日頑張って頂上まで登りたい」
寝る前は心が折れていましたが、寝たあとには心に力が溢れて、絶対に登るぞという強い心が生じました。
不思議なチカラが生じました。
このときはお祈りもしていなかったし、神様を信じてもいませんでした。
一日目は山登りとても疲れていましたが、
二日目にはとても力がみなぎっていて、
無事に頂上まで登ることが出来ました。
頂上から降りてきて、その日もテントで泊まりました。
三日目に家に戻ってきました。
帰りの電車の中で、一緒に山登りに行った先輩に、
「行きの夜行バスでほとんど眠れませんでした。
昔から夜の寝付きが悪いんです。どうしたら、早く寝れるようになりますか?」と話したところ、
「神様にお祈りしてみれば聞かれるかもね」
とその先輩はおっしゃいました。
先輩たちは神様を信じていてお祈りしている方々だったので、山登りするときもみんなで賛美したり、声を出しあったりしながら、皆で力を合わせて頑張っていました。
どこからそんなにも力がくるのかと、元気な先輩達を見ながら感心しきりでした。
そんな先輩達が仰ったことだから、もしかしたら自分も祈ったら聞かれるかもしれないと思い、
その日から早速お祈りしてみました。
「神様、早く眠れますように」
その日はすぐに眠ることが出来ました。
お祈りがきかれたのかなー、偶然かなーと思いつつ、
山登りで疲れていたからすぐに寝れることが出来たのかなと思いました。
二日目も寝る前に祈りました。
この日もすぐ寝れることが出来ました。
それから、三日目、四日目、五日目、毎晩すぐに寝付くことが出来ました。
お祈りをし始めてから一週間、毎日早く寝れるようになりました。
そのときになって、
「これは偶然ではない。神様が自分のお祈りを聞いてくださって早く寝れるようにしてくださったんだ。神様はお祈りを聞いて下さるんだ。」
と実感することが出来ました。
このとき、神様は本当に実在なさっていらっしゃる方だと認識することが出来ました。
この体験から、神様にお祈りする生活が始まりました。
初めて祈った祈りを神様は聞いて叶えて下さいました。
寝付きの悪い自分の問題を解決してくださいました。
祈りってスゴいんだなと分かって、それから色んなことを祈るようになりました。
神様はなぜ自分の祈りを聞いてくださったのでしょうか。
今まで祈らなかった自分が祈り始めたのを見て、
嬉しくて、神様自身の存在を知って欲しくて、
祈りを聞いて願いを叶えて下さったのだろうと思いました。
今振り返ってみると、自分が祈ったからだけではなく、自分のために祈って下さった方がいたから、神様は聞いて下さったんだと感じるようになりました。
「神様を知らない自分が神様を感じられるように。」
誰かの強力な祈りによって、自分は神様の働きを感じるようになったのだと思います。
また自分は祈ったわけではないですが、
山登りの一日目、疲れて山登りを休もうとしていたときに、瞬間寝てる間に弱気な心が無くなったのも、神様が自分に力を下さったのだと後で感じるようになりました。
この経験がなかったら、神様を信じて生活することはなかったかもしれません。
祈りを聞いて下さった神様に感謝します。
今日まで私のためにたくさん祈って導いてくださっている先生に感謝します。
私のためにたくさん祈って下さった先輩方に感謝します(^^)