去年、コロナ感染の急速な広がりで、しばらくの間、美容院に行きにくくなった。
2020年3月から始まったコロナ休校の直前
ヘアドネーション(ヘアドネ※)の本を中学校の図書館で借りて、ヘアドネとその活動のことを知った中学1年生のチタちゃん
「ママ、一緒にヘアドネやろうよ」と、私を誘ってきて、その仕組みを教えてくれた
※ヘアドネーション(略してヘアドネ)とは何かといえば・・・
「小児がんや脱毛症などの病気や事故などで頭髪に悩みを抱える子どもたちに、寄付された髪の毛で作った医療用ウィッグを無償で提供する活動。米国で始まり、欧米を中心に普及している。(中略)寄付された髪は団体によって選別・加工され、医療用ウィッグとして子どもたちに提供される。」(コトバンクより抜粋)
チタちゃんは、幼児期から小学校中学年までは
私の希望で、髪の毛は肩より上の長さだったけど
自我が出てくる小学校高学年では肩よりも長くなり
中学生になると背中にかかるロングヘア
後ろから見ると、制服を着た女子大生みたいになった(笑)
コロナ休校の間も、その後も、髪を伸ばし続け、ちゃんとドライヤーをかけて管理し続け
ヘアドネができる家の近くの美容院を探してきた
そして、ちょうど1年ほど前の中学2年生の秋
部活の発表会が終わった翌日
チタちゃんが見つけた美容院に一緒に行った
ちなみに、私も娘と一緒にヘアドネしようと、ふわふわ天然パーマをのばしていたが
夏の暑さに挫折して、いつもの美容院でヘアカット済み
ヘアドネができる美容院には、”付き添い”で行った(笑)
どうすれば、ヘアドネーションができるかというと・・・
(1)ヘアドネーションができる美容院を探す(予約する)
日本のヘアドネーション協会(以下に3つあげました)に賛同している美容院を探す
・JHD&C(https://www.jhdac.org/)
・NPO法人HERO(https://hairdonation.hero.or.jp/hair/)
・つな髪(https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/)
(2)いつも通り、美容院でヘアカット(料金はヘアカット代のみ@うちが行った美容院)
①美容師さんが、髪の毛を一定の量で束ね、ゴムで結ぶ
②美容師さんが、まず、寄付する分の髪の毛を切る
③美容師さんが、残った髪で、本人が望むヘアスタイルでカットする
というわけで、
本人がすることは、髪の毛を伸ばす、美容院を探す、髪の毛をばっさり切る勇気を持つ、の3つ!(あとは、髪の毛を郵送する)
ただ、「髪の毛を伸ばす」と簡単に言っても、けっこう長い間伸ばすことになる(通常2〜3年)ので、実際は簡単じゃない
寄付できる髪の毛の長さは、31センチ以上がのぞましく、その後のヘアスタイルを考えると、かなり長めに伸ばさないといけない(15センチ以上でOKの協会もあるが、今は受付中止になっていた)
そして、思春期まっただ中の女子中学生にとって、「髪の毛をばっさり切る」ことは、大人女子以上に勇気がいることだけど、チタちゃんはバッサリ切ることに決めた
チタちゃんは、美容院のお姉さんに褒められるほど、まっすぐで、管理状態が良く(切れ毛もなく)、髪の量も多く
31センチをゆうに超える長さの髪の毛を寄付(ヘアドネ)できた
以前は、寄付した髪の毛は美容院から送っていたそうだが
去年は、各個人が送ることになっていたので、美容師さんからジップロックに入った髪の毛と、説明書と封筒を受け取り、郵送した
ちなみに、、、まっすぐで豊かな量の髪の毛、天然パーマの私にとって、長年のあこがれだった
天然パーマは扱いづらく、雨の日になるとぼさぼさになるし、ストレートパーマをかけても、少ししたらすぐにうねうねしてしまう
チタちゃんがお腹にいる時にいろいろお祈りした中の1つ「まっすぐでキレイな髪の女の子になりますように」、その小さな祈りを神様が聞いてくださって
母の髪の毛とは、髪質も色もまったくちがう「まっすぐでキレイな髪の毛の女の子」になった
しばらくして、JHD&C(ヘアドネーションの協会)からシールが送られてきた
「チタちゃんの髪の毛、誰かの役に立つなら、良かったね」
とシールを渡したら、チタちゃんは「ふふ」と笑った(^ ^)