小学校の卒業式の数週間前、
小6のチタちゃんが学校で配られたお手紙の中に、
「愛のランドセル、寄付プロジェクト」の
チラシがありました。
使い終わったランドセルをネパールの子供たちに
寄付するプロジェクトで、
2019年4月1日から5月31日の期間に
事前に申し込みをした上で、
ソフトバンクかYモバイルショップに持ち込むと、
ランドセルを必要としているネパールの子供たちに
ランドセルを届けてくれる、というプロジェクトです。
そして同じ頃、読売KODOMO新聞でも
ランドセルリユース(再利用)の記事がありました。
「福井市役所がランドセルのリユースを始めたところ、
180個のランドセルが集まり、
新1年生が嬉しそうに背負って帰りました」
「ジョイセフでは、アフガニスタンにランドセルを
送っており、14年前にランドセルを受け取った
女の子は、勉強を続ける決心をして、
現在23歳の医学生になり、医者を目指しています」
(以上、読売DOKOMO新聞2019年3月14日版より抜粋、要約)
たしかに、最近のランドセルは出来が良いのか、
ランドセルの扱いが良いのか、
6年生のチタちゃんのランドセルは、
6年間の修理保証が付いていたけれど、
一度も故障もなく、修理の必要もなく、
ランドセルカバーをかけていたので傷もなく、
見た目はほぼ新品同様です(^ ^)
小学校の近くに住んでいるので、
登下校の小学生たちに毎日のように会いますが、
よく男子たちは、登下校の時に、
ランドセルを地面に叩きつけたり、
ランドセルを引っ張りあいをして、
じゃれたり、遊んだりして歩いているので、
ランドセルも損傷するかもしれないけれど、
女子たちは、比較的、ランドセルを丁寧に
扱っている子が多いように見受けられます
そして、特にアフガニスタンのような国では
「子供たちは十分な教育を受けられていません。
特に女の子は2人に1人が小学校に通っていません」
(同読売KODOMO新聞より抜粋)
日本国内でも、
海外でも、
ランドセルを必要としている子は多いというわけです
家が近い上に、
ランドセルに愛着を持って
6年間、大事に使っていたチタちゃんのランドセル、
もう1人が余裕で使えるくらいとってもキレイです
そこで、チタちゃんに
「ネパールの子に使ってもらったらどう?」と
聞いてみたところ、
「いやだ、このランドセルは思い出がたくさんあるから、
妹が使うならいいけど、他の人にはあげられないよーーーー」と
返事が返ってきました(チタちゃんには妹はいません(^_^;))
そうだよね、、、
6年前にいくつもお店を見て回り、
たくさんある中から見つけた
お気に入りの、大事な大事なランドセル、
小さかった1年生から6年生までの
良いことも悪いこともたくさんあった小学生活の
思い出がたくさん詰まってるんだよね
そう思いつつ、
「そっか、ママは、中学や高校になったら、
ランドセルはどうでもよくなったよ」
と現実的な話をしてみたら、
チタちゃん、しばらく「うーーん」と考えて、
「卒業後5年以内って書いてあるから、5年間考えるよ」
と、ぽつっと答えました
「なるほどー、5年後まであげられるんだ。
寄付したくなったらあげればいいね」
と私も納得しました。
5年後は高校2年生、
ずいぶん先のように思うけれど、
きっと、あっという間なんだろうな〜
小学校卒業を迎えて
中学生の顔に変わっていくチタちゃんを見ながら、
母はふっと思いました
以下、愛のランドセル寄付プロジェクトのサイトです
・NPO団体ユメネパール https://youmenepal.org/about-organization/4842.php
・ソフトバンク https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190305_01/
・時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=000000001.000042411&g=prt