🐋 大阪万博で広がる世界
8月後半の平日、大阪万博に行ってきた
娘チタちゃんは大阪で友達と合流して、ユニバーサルスタジオ、大阪万博、海遊館(水族館)と盛りだくさんなプラン
私と息子トラ君は、大阪万博とNゲージ(電車模型)の店(笑)に行った
「西ゲート9時入場」の日時予約が取れ、7時半にゲート前に入り、会場に入れたのは9時半、会場前にすでに2時間待ち
ゲート前は屋根もなく、人が密集して、炎天下で水分と日傘が命綱
群衆雪崩が起きてもフシギじゃない状況に、入場する前から「熱中症にならずに無事に帰ること」が最大の目標になった
チタちゃんは友達と予約以外のパビリオンも次々まわって「10個以上行ったよ!」と写真を送ってきた
さすが大学生は情熱とエネルギーがちがう(笑)

(↑イタリア館、本物の美術品を近くで見ることができた)
トラ君の「行きたい!」を優先して、イタリア、アメリカ、カナダ、北欧に並んで入った(待ち時間は、イタリア3時間、アメリカ1時間半、カナダ1時間、北欧30分)
日本館、国連、未来の都市、三菱未来館は運よく予約が取れた
(↓日本館)

冷房の効いた空間に入った時の気持ちよさは格別で、ずっと中にいたかった(笑)
予約があるとさほど並ばずに、優先レーンから建物の中に入れる
コモンズ、UAE、ポルトガル、EU、カンボジア、チリなどは並ばずに見ることができた

中学生のトラ君は、外国のパビリオンに行きたくて、会話もこんな感じになる
「今度、どこの国に行く?」「うーん、僕はアメリカ行きたい」
「今度はUAE行ってみよっか」
行くのはパビリオンだけど、ちょっとだけその国に行ったような気がして、とても身近になったみたいで、中学生のトラ君にとって貴重な体験になった
また、いくつかのパビリオンを見ることで「今、世界はこっちの方に向かってるんだな。未来はこんなふうになるのかも」と肌で感じることができたのではないかと思う
合間にスマホで当日予約を探す私に、息子は「ママ、スマホ中毒じゃん」と一言、図星すぎて反論できず(笑)
中学生のトラ君、「万博、何がおもしろかった?」って聞いたら、照れて教えてくれなかったけど、万博で見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたことを覚えていてくれるといいな、と思った
実は私が行きたかった「ガンダムパビリオン」が一瞬だけ当日予約が2人分空いたけど、トラ君に聞いたら「嫌だ、あーいうのは好きじゃない」とあっさり
「今回は息子のための万博って決めたから」と母は心の中で消化して、諦めた(笑)

夕方、風がやわらぎ、大屋根リングで人が少ないところを見つけて、夜景を見ながら、しばしくつろぐ
大屋根リングがでっかくて、上から見ると高くて、木の建造物とは思えないほどしっかりしていた
一周ぐるっと歩きたかったけど、早朝から歩き回って、歩数は2万歩越えで足腰が痛かったから、少しだけ歩いて景色を楽しんだ
夜になり、人混みの向こうに上がる花火を見上げながら、「万博、これで終わりかぁ」と呟いた
東京に戻ってからも「やっぱり、また行きたい」と思ったけれど、閉幕が近づき混雑が増すし、旅費もかさむし、子どもたちは満足している
ミャクミャクのグッズをバッグにぶら下げ、余韻を楽しむだけで満足することにした

小さな親子の絆
📖 聖書のことば
「互に忍びあい、もし互に責むべきことがあれば、ゆるし合いなさい。
主もあなたがたをゆるして下さったのだから、そのように、あなたがたもゆるし合いなさい。
これらいっさいのものの上に、愛を加えなさい。」
(コロサイ人への手紙 3:13-14)
灼熱の中で疲れて
思い通りにいかなくてイラついても
何気ない一言でムカっとしても
お互い頼り合うしかなく
人混みにつぶされそうになったり
暑すぎて、歩きすぎて、休めるところを探したり
さりげなく荷物を持ってくれたり
人ごみを抜けて食べられるものを探したり
お互いを気遣いながらの2日間
協力して未開の土地を開拓したような同志感が生まれた(笑)
親子で一緒に過ごした万博の2日間は、絶賛反抗期真っ最中の息子との貴重な時間だった











