つれづれ

実録・鳥インフルエンザとの戦い


どうもこんにちは。

徳島だよりの時間です。

ついに来てしまいました…

鳥インフルエンザ。

徳島県内で発生してしまいました…

しかも私が管轄してる町で。

先週の金曜日に、鳥インフルが発生した可能性が高いことが職場の管理職を通じて伝えられ、そのすぐ後に対応への準備が始まりました。対応のために使用する車の確保、対策本部設営のために必要な資材の段取りなど、私の職場が急に慌ただしく動き出しました。

まず私は養鶏場の付近に現地本部を設営する班に駆り出されました。

消毒のために必要な消毒液、動力噴霧機、貯水タンク、防護服一式などが次々と届き、現地に資材の山ができました。

現地に集まったおよそ20人くらいの職員で1時間、やっとこさ現地の準備が整ってきました。

すると私たちに次の命令が。

現地の職員のうち6人ほどで、インフルが発生した養鶏場に行って、殺処分のための資材を運び込むようにとのことでした。

急いで防護服に着替えて、養鶏場に向かいました。

養鶏場の中まで大型車が入れないため、付近に降ろされた大量の資材を、人力で運ばなければならないため、かなりの重労働でした。特に殺処分した鶏を入れるためのゴミ箱が大きくて重たくて大変でした。

もうしばらくゴミ箱見たくない…

あまりにも数が多すぎて人力では到底全て運べないため、本部に要請して、軽自動車のバンを用意してもらいました。これを使ったのでだいぶ楽に運べました。

といっても、バンに積むだけでもかなり疲れましたが…

食べ物も飲み物もなく、そのまま深夜まで作業が続きました。

一緒に行った職員のみんなもヘロヘロになりながら、何とか車を運転して現地本部に戻り、そのまま車の中で3時間ほど仮眠を取りました。

翌朝になると、鶏の殺処分のために多くの職員が動員されてきました。

真っ白な防護服に身を包んだ人たちが100人近く一度に集まっており、なかなか異様な光景でした。こんな格好して鶏を殺すなんて、今まで誰もしたことがないので、みんな不安そうな顔をしていました。

しばらく現地本部の手伝いをした後、ようやく自分の職場に帰ることができました。

そのまま家に帰り、何とか土曜日半日は休むことができましたが、日曜日は朝からまた職場に行かなければなりませんでした。

家畜関係の車両を消毒するポイントを6箇所も設置することになったのですが、その消毒ポイントに燃料や資材を運搬し続けました。

重たい灯油や軽油、ガソリンなどを一日中運び回って、これまた非常に疲れました。

この日1日で100km以上は車を運転したと思います。。。

そして月曜日からは、養鶏場周辺のため池を調査するという作業に着手しました。

ため池にやってくる野鳥からネズミ等を媒介してインフルが鶏に感染った可能性があるため、周辺のため池の草刈りや消毒が必要になってくるのです。

まずは地図から周辺のため池の位置を割り出し、現地に行って調べてきました。地図には載ってるけど現地にないため池や、池はあってもとてもたどり着けないような場所もあったりして、かなり調査は大変でした。

何とか調査結果をまとめて、地元の建設業協会に草刈りと消毒を依頼し、ひとまず作業は終了しました。

鳥インフルが1箇所発生しただけで、これほどにも大変なんだということを、今回肌で感じました。マスコミではさらっと報道されがちなので、一般の人にはあまり分からないかもしれませんが、ものすごい数の職員や関係者の労苦があって、このような疫病が拡がらないようになっているんだなと感じました。

また、普段温厚で気のいい職員の人でも、現場で忙しくしてる時はピリピリしていて、本部の対応に腹を立てて怒りを露わにしていることもありました。

私もおそらく、神様と出会って御言葉を聞いていなければ、相当怒りを爆発させていたでしょう。

神様のような寛大な心を学んだから、このような状況でも怒ることなく落ち着いて対応できたのだと思います。

そういうところでも、御言葉を教えてくださった牧師先生に感謝すべきですね☆

(改善すべきところは容赦なく言いましたけど。)

徳島の他にも、各地で鳥インフルの発生が相次いでいます。

これ以上被害が広がらないよう、私も毎日お祈りしてます。


ABOUT ME
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義高(よしたか)
徳島県で働く地方公務員です。大学生の時に「キリスト教福音宣教会(摂理)」に出会いました。趣味は音楽(ギター、ベース、カホン等)、鉄道、旅行、美味いもの巡り、お笑い、不定期に行なう筋トレ、ラケット系競技など。基本的にのんびりまったりとした人間です。最近のマイブームは卓球、ロシアワールドカップを機にサッカー観戦にもハマりました。地元なので徳島ヴォルティスは応援してます。摂理で出会った人と結婚し、現在はニ男(まーくん、まっきー)の父親です☆