梅雨に入る直前、
買い物のついでにジョギングして
足を伸ばして、隣町の商店街に行った
お目当は、商店街にあるお豆腐屋さん。
工場で作ったパックされたお豆腐じゃなくて、
手作りのお豆腐屋さんのお豆腐を娘に食べさせたくて、
久しぶりにお豆腐屋さんに足をのばした
お豆腐屋さんとおしゃべりしていたら、
なぜかインタビューのような展開になった(^_^;)
あっこ「朝は何時に起きるんですか?」
豆腐「毎朝、2時半に起きて、仕込むんだよ」
あっこ「え、じゃ、何時に寝るんですか?」
豆腐「寝るのは夜の7時半だな。
それ以上はもう起きていられないよ。」
あっこ「水道が2つありますね」
豆腐「1つはとても冷たい水が出るんだよ。
お豆腐を入れている場所の水温は10度、
その水を保つために、
冷たい水が出る水道から水を入れるんだ。」
あっこ「なんで、いくつも仕切りがあるんですか?」
豆腐「お豆腐から白い汚れが出るから、
ひんぱんに豆腐を入れ替えるためだよ。
水が汚れてきたら、きれいな水を入れて、
手でお豆腐を移す。
そういう生活を何十年もしてきたよ」
10度の水!
夏は気持ちがいいけれど、冬も素手で
肘より上まで水に手を入れるなんて
冷たいだろうに!!
朝2時半!
絵本には5時って書いてあったけれど、
もっと早いんだ!
夏はともかく、冬は寒いだろうに!
お豆腐屋さんの仕事のハードさにびっくりした
お豆腐屋さんの手作りのお豆腐、
それを保つための
何十年間も、何世代も続いている
毎日の生活で積み重ねられた
たゆまない努力に感心した
何十年も続けているから、
普通の人にはできない生活、
大変な仕事という気負った雰囲気はなく、
当たり前のように語るお豆腐屋さんのおじいさん、
その曲がった腰と引きずっている足に
年月の重みを感じた
だから、工場で大量生産して
スーパーで買うお豆腐とは
比べ物にならない味がするんだ
生おからも初めて買ってみた
「お豆腐屋さんの生おからは特別においしいよ。」
にかっと笑うお豆腐屋さんのおじいさん
よく食べるお豆腐、
いつもスーパーで楽に買っていたけれど、
たまにはお豆腐屋さんまで足をのばして
買いにこようっと
あっこ