以前から「いつかやってみたいな」って気になっていたピラティス
「今なら初月1,000円以下!」
スマホの画面を見ながら、何度も考え続けた後
「前から興味あったし、この値段なら、この場所なら続けられるかもしれない……」
動いてみないと何も変わらないから,まずは体験に行ってみようと、スタジオに足を運んだ去年の春の平日、それが1年間のピラティスとの付き合いの始まりだった
ピラティスのルーツは、ドイツ人が考案した戦争の負傷兵のリハビリ
第一次世界大戦中、イギリスの捕虜収容所に送られたドイツ人ピラティス氏が傷病兵が寝たままでリハビリ(トレーニング)ができるように開発
1926年ピラティス氏がニューヨークでスタジオを開き、体だけではなく、心も整うと評判になり、アメリカから世界に普及したという
よく比較されるヨガは、古代インド(インダス文明)での修行法を源とし、19世紀に西洋の体操と融合し宗教色がなくなって普及したもので、全く異なる
「骨盤を意識し、特定の筋肉を動かし、体幹を鍛えて、骨格を整えます」
説明してくれるインストラクターのすっとした姿勢の良さに心が動いた
私の体も、数ヶ月すれば変化が現れるかもしれない
だが、もちろん現実はそんなに甘くなかった(笑)
私が体験したスタジオは、マシンピラティスで、スタジオに足を踏み入れると、それぞれ形が違う8台のマシンがズラリと並んでいる
窓が広く、壁も床も真っ白で、清潔で、おしゃれで、リラックスできそうな音楽が流れている、大人の癒し空間♪
そして驚きの契約条件は、たしかに初月1000円だけど、なんと1年縛りで、それより前に退会するとペナルティ発生するそうな
「1年なんて続くかな…週1回ならなんとか続けられるかもしれない」
清水の舞台から飛び降りる覚悟で、一番少ない月4回コースで入会した
いざ始めてみると、動きがとにかく独特すぎる
マシンピラティスは、機械の力によって、地面でやるよりもポーズがとりやすく、的確に筋肉を鍛えられる、というのだが…
「えっ、言われた通りに体が動かないけど?」
「どの姿勢で息を吐いて、どこから息を吸うの?」
「ニュートラルとインプリント(骨盤の角度で変わる基本姿勢)ってなに?うまくできない」
インストラクターが言われた通りには、体が動かず、力が入らず、全身が緊張して首肩が凝る(苦笑)
2分ごとに1つのマシンが終わり、サーキット形式で30分でマシンを回り、それぞれ決まった運動をゆっくりと繰り返す
動きはゆっくりな分、1つ1つの姿勢と呼吸がとても大事で、慣れない動きに四苦八苦している間に、時間はあっという間に過ぎていく
サーキット形式で、5回に1回は筋トレ、スクワットやプランクなどなどで、2分間がめちゃくちゃ苦痛で、翌日は筋肉痛になることもしばしばあった
入会した5月と6月は、後悔の嵐だった
「なんで入会しちゃったんだろう」
「ゆっくりな動きが私には向いていない。はっきりぱっきりした動きの方が楽しくて、好きなのに。おもしろくないし、わくわくしない」
30分終わった後は[すっきり]より、[がっくり]だった(笑)
さらに「予約不要」という便利さが、逆に私を甘やかす
「仕事が忙しいし」
「外、ちょっと雨が降りそうだし」
「夕方になっちゃったから今日は宅トレにしようっと」
そんな言い訳をしては、回数制限(月4回)に届かない月が2回ほどあった
勢いで入会したけど、1年縛りは先が長く感じられ、曜日と時間には縛られないけど、月4回行かないといけないという、妙な束縛感を負担に思い始めた(続く)











