つれづれ

イザヤ書46章11節


子育て奮闘中のまりもです。

 

さて、実家に帰省したまりも

数日の滞在で栄養と休息を得、ちょっと回復したので再び家に帰ることに

 

いざ帰ると思うとちょっと腰が重いまりも

まりも母もまーちゃんとの別れを惜しみ、新幹線のホームまで見送ろうと言って

まりも弟の車で最寄りの駅へ

 

 

弟「おい、何時の電車だ?」

まりも「51分」

弟「?!

いま47分だぞ?!!!」

 

というわけで駅目の前の交差点で信号に引っかかっているうちに電車に行かれる( ノД`)

 

仕方ないので新幹線の駅までそのまま弟の運転でドライブに

こんな気はしてました・・

 

もともと乗り換えで30分近く間が空いていたため

行けなくはない時間ではあったのですが

それでもギリギリ

まりもが携帯のナビで最短ルートを調べて弟に渡し

あと、よろしくーと後部座席でまーちゃんをあやす

 

そしてなんとか15分前に到着!

降りる直前にまーちゃんをチャイルドシートから抱っこ紐に移し

止まると同時に車から降りる

「じゃあ!!」

車も止めてられない場所なので挨拶もそこそこに車も走り去り

まりもも駅へ

 

ん??

 

あれ??

 

携帯、弟に渡したまんまだ!!!

 

( ノД`)

 

降りる直前まで覚えてたのにーーーーーー

 

しかし、車は走り去り・・

とエスカレーターに足をかけたところで振り向くと

ロータリーを回って来た車発見!!

思わずエスカレーター逆走

(後ろに人いなくてよかった・・)

が、気づくはずもなく(TT)

 

どうしようかと迷うも

携帯がなければ連絡のしようもない

ここで迷って新幹線に乗り遅れたら本末転倒

 

というわけで諦めて新幹線ホームに向かう

 

どっかで実家に電話して後で送ってもらうしかないな・・

そう思いながら、現在人はいかに携帯に依存しているのかとしみじみ感じてしまう・・

 

ホームに着いてみると、一本前の電車が入って来たところ

こんな余裕あるなら、なぜあそこで一息置かなかった自分(TT)

悔やむも時すでに遅し・・

仕方なくお茶を買って乗り口で並んでいると

 

「まりも!!」

 

なんと!母!

 

母「追っかけて来たよー!はい、携帯!!」

まりも「えー!どうやって??」

母「普通に見送り用の切符買って」

まりも「何号車か知ってたの??」

母「知らないよ。一号車からずっと回って往復して探したんだよ。

よかった。さっき電車来てたから焦ったよー」

まりも「うわーーー。ありがとうございます(TT)」

母「私、体力だけはあるからね。大丈夫、大丈夫」

 

母、頭が上がりません

 

そうして無事携帯を手に新幹線に乗り込み

まーちゃんとともにバイバイをして出発

 

いやー、危なかった。

まさか届けてくれるとは思わなかった。

しみじみと母に感謝

 

そのとき、ふとある聖句が思い浮かんだ

「わたしは東から猛禽を招き、遠い国からわが計りごとを行う人を招く。わたしはこの事を語ったゆえ、必ずこさせる。わたしはこの事をはかったゆえ、必ず行う。」(イザヤ書46章11節)

 

母は目的を持って、何が何でもそれを成すために全力を尽くした。

つまり、私に携帯を届けるという目的のために

広いホームをあてもなく走り回った

その姿を思ったとき

神様も「何が何でも成し遂げる」ためには

そのように労苦し、時には犠牲を払われるのだな

そう思った

 

神様だからといって、ただでポーンと成すのではなく

この世の万物の理知と法則があるし

物事を成すための順序というものがある

よく、神様は奇跡を起こすというが

マジックみたいにないところにポンと現れるような奇跡ではない

例えば、人間の体の機能があまりにも細密で神秘的で

奇跡だ

という

こういう奇跡

ありえないようで確かに存在している

しかし、それはただでなされるものではない

奇跡の人間の機能も、どれほどの細胞や器官の働きとバランスで成り立っているか

その機能がどうやって発生し、発達するか

胎児が胎内で育つ時も

母親がプラモデルを作るように直接手をかけるわけではないから

何も直接的にはしてないようで、ほっといても育っているようだが

確実に母体は何かしらの労苦と犠牲を払っている

その変化と負担は本当にものすごい

産後まで続く

 

神様というと、ついついすごく楽ーに何かをなしているイメージを持ちがち

神様だからって

でも、そうじゃない

 

私たちが何かを得る時、与えられる時

自分が代価を払わないなら

誰かがその代価を払っっているのだ

ただはないのだ

神様も

 

猛禽も、いくら空の王でも

ただで獲物を捕まえることはできない

汗を流し、気を揉んで

飛び、瞬間を掴んで獲物を捕らえる

 

そう思った時

もう一度母がホームを走り回っただろう姿を考えた

その心情はどうだったろう

やきもきしてたまらなかっただろう

だからと言って母は私を一言も責めなかった

ただ、良かったと言った

 

神様もそうなんだ

 

どれくらい、神様によってなされていることが多いだろう

つまり、神様がどれほど労苦と犠牲を払ってこられたのだろう

なのにその代価を求めもせずに与えてくださる

ただわかってくれることを

そっと願って

なぜ、そうするのかを

 

その愛にジーンとしながら

自分という存在がどれほど愛されて

大事にされているのか

 

本当にわかっていないなあと

恥ずかしくすらなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ABOUT ME
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まりも
人生にさ迷っていた大学院時代に北の大地で摂理に出会い、散り散りだった日々がまりものように丸くまとまり始める。その後、仕事で首都圏へ。湖に帰りたいと泣きながら激務によりいっそう練達され、大分美しい球状に近づいてきた。近年、暑さに弱いのに日本有数の暑さを誇る地に嫁入り。負けじと光合成に励み、子まりもを増殖。3度の流産にもめげずに第二子、第三子を出産。現在は阿寒湖のように懐広い夫と共に三人の男子まりも、まーちゃん、ひーくん、あーたんの育児に奮闘中。