つれづれ日記

隠れた聖人


【正義を貫き命を救った日本人】

尊敬する日本人は誰かと聞かれたら、真っ先に思い浮かぶ人がいるが、それは元ロシア外交官の杉原千畝氏である。

ナチスによる迫害から逃れるためにリトアニア領事館を訪れたユダヤ人に第三国である日本を通過するためのビザを発行し、命を救った日本のシンドラーと呼ばれる人物だ。

当時、ユダヤ人へビザを発給することは、日本の同盟国であったドイツを裏切る行為であり、杉原氏自身の立場を危うくする行為であったが、切実に訴えるユダヤ人たちを見捨てることができず、一枚一枚手書きで、毎日執務室にこもってビザを書き続けた。休む暇なく書き続け、手が痛くて動かないほどだったが、リトアニアを去る電車の窓からもビザを発行し続け、約6000人の命を救ったと言われている。
 

もちろん、葛藤が無かった訳ではない。どうしようかと悩む日々の間、難民となったユダヤ人たちが領事館の前に集まってビザを嘆願する光景が続いた。

そして杉原氏の夫人が、難民たちの内にいた憔悴する子供の姿に目をとめたとき、
 

”町のかどで、飢えて、息も絶えようとする幼な子の命のために、主にむかって両手をあげよ”
 

という旧約聖書の『哀歌』にある聖句が突然心に浮かんだという。

そして、「領事の権限でビザを出すことにする。いいだろう?」という杉原氏の問いかけに、「あとで、私たちはどうなるか分かりませんけど、そうして上げて下さい」と夫人も同意した。そこで杉原氏は本国の命令に反し、「人道上、どうしても拒否できない」という理由で、独断でビザを発給したという。
 

当然のことながら、本国の命令に背いてビザを発給したという理由で外務省からは解雇され、外交の表舞台からは姿を消した杉原氏は、戦争が終わってからも当時のことを誰にも話さなかったという。

しかし、その時に助けられたユダヤ人が杉原氏をやっとの思いで探し出し感謝を表したことにより、当時の杉原氏の勇気ある行動が知られるようになった。

杉原氏の命をかけた行ないが賞賛される中でも、国賊だという中傷もあったという。
 

しかし、杉原氏が亡くなって14年後の2000年10月10日、実に60年ぶりに、当時の外務大臣河野洋平氏によって正式に名誉回復されたのである。

戦争中、すべてが非正常な社会では、命を救う行動が反社会的な行動とみなされてしまうというのは恐ろしいことである。

そのような情勢の中で自分の命を省みず正義を貫いた杉原氏の勇気は賞賛に値する。

そして存命中に名誉回復がなされなかったことが本当に残念である。
 

【見えないところで命を救う人がいる】

今現在、命を救うために毎日手が擦り切れるほど「命のビザ」を書き続けている人がいる。

彼は毎日明け方から深夜まで「命のビザ」を書き続け、一日に2~3本のペンを使い切っている。

「命のビザ」を書くために他の時間を惜しみ、食事は一日一回。徹夜をすることもある。

手が動かなくなったら反対の手でペンを持ち替え、それでも動かなくなったら手を噛んででも動かす。何としても手を休ませることはしない。

この「命のビザ」をもらおうと待っている人が全世界に何万人もいるからであり、この「命のビザ」が無ければ誰も「その国」に行くことができないからだ。
 

彼は命をかけてビザを発給し続けているのだが、そのビザを偽物だと言い、人々を騙していると言いう人たちがいる。そのような人たちによって、彼は無実であるにも関わらず投獄されてしまった。

しかし、環境は最悪でも目的は命を生かすこと、それだけだから、今もビザの発給は止まっていない。一体この「命のビザ」によってどれだけの人が救われているかというと、全世界に数万人はおり、これからももっと多くの人が救われるだろう。
 

今日も鄭明析牧師は神様の御言葉を伝えるために明け方から祈り始め、祈りが終わるとペンを握り、天国に行くために必要な、霊魂の糧となる御言葉を書き続ける。

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きらきらママ

きらきらママ

中国地方の田舎で生まれ育ち、大学生のときから結婚するまで10年間関西で過ごし、結婚を機に関東に住むようになりました。 田舎の方言と関西弁と標準語を使い分ける(?)トリリンガルです。 今は双子育児に奮闘中! 目指すは天国のような家庭。御言葉を実践しながら毎日挑戦です!
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